赤色基調の平板瓦の屋根を白色基調の外壁、そして装飾性の高いモールや重厚感あふれる外構…。
ここはかつて、英国人貿易商「E・W ジェームス」氏が、自邸「ジェームス邸」を含め外国人向けの住宅街として開発したジェームス山に隣接する邸宅地。外国人向けの住宅地としての優雅な伝統を継承するこの地に相応しい、落ち着いた中にも現代のモダニズム漂う佇まいであることにこだわりました。
切妻部分のアーチデザイン壁や、1階壁と2階壁の間の水平に仕切る上質な見切り材など、ディテールにまで洗練された外観デザイン。建物外壁の一部には、白色系を基調とした吹き付け壁を採用し、赤色基調の屋根との優美なコントラストを創出します。
住時のモダニズム文化を彷彿とさせる西欧テイストの建物外観には、空に広がる青空と眼前の瀬戸内海のブルーとのコントラストが美しい、赤色系の平板瓦を採用。
かつて、E・Wジェームス氏が愛した神戸の丘に相応しい瀟洒な佇まいとなっています。
庭先には、初夏に白い小花を咲かせるシマトネリコやエゴノキなど、四季折々に心を和ませてくる樹々を植え込み、建物基壇部や建物中層部、建物の角部などには、質感の高いタイルを採用。天然石を贅沢に使用した風格ある玄関廻りなど、ひとつひとつのアイテムで邸宅の趣きを演出しています。
撮影 / 2015年8月
※掲載の情報は、2017年12月時点の情報です
※こちらの物件は完売いたしました。
インタビュー
建築担当者 佐々木 輝
1961年、野村不動産の分譲事業は約760区画の大規模住宅の開発から始まりました。創業から“街づくり”に徹し、2002年に誕生した一戸建てブランド「プラウドシーズン」にもこのDNAが引き継がれ、当社戸建て分譲のコンセプトの柱になっています。
「プラウドシーズン」では、長く愛着をもって住んでいただくために街の美しさは欠かせない要素だと考えています。一邸一邸の外壁やタイル等の細かいデザインにこだわりつつも、街全体として統一感のある街並みと豊かな植栽を大切にし、街づくりという広い視野で計画しています。
「プラウドシーズン神戸ジェームス山」は、趣のあるジェームス邸の洋館や、眼前に広がる清々しい海の景色を見て、プラウドシーズンのデザインコンセプトでもある“白壁とオレンジ瓦”がこれほど相応しい立地は他にはないと感じました。