建築デザイン プラウド芦屋平田町

芦屋本流を継ぎ、次代へ銘を刻む。風格を奏でる誉れ高き邸宅。

外観

デザイン性に優れたエントランス

芦屋川の景観と邸宅の街並に調和し交響する邸宅の意匠として、なだらかな勾配を描く大屋根を採用しています。庇を支える二本の柱は煌めきのある黒色の小端積み石を採用。夜間のライトアップ時には、門の設えを印象付ける効果を意図しています。
更に軒裏を木目調とし上質感と落ち着きある空間を演出しています。この地にこそふさわしい「プラウド」独自のデザインでもあります。

エントランスアプローチ

阪神間モダニズム建築の継承。

エントランスホールのガラスのパーテーションには、ステンドガラス風の設えとしました。芦屋モダニズムを継承し、そのものが、ひとつのオブジェとなることを意図しています。
一部従前地の西洋建築で使われていたものを採用しております。

エントランスホール

四季を感じる開放的な空間。

中庭は四季を意識させる「イロハモミジ」のシンボルツリーとし、山〜野〜海と高低差を付けて芦屋そのものをイメージ。
既存の洋館の屋根で使用されていた屋根材の天然スレートを一部で採用しています。

中庭

木漏れ日の緑彩。

芦屋川の右岸の地は、第三種風致地区、第一種低層住居専用地域に加え、芦屋川特別景観地区に指定されています。芦屋川に沿う、敷地東側には従前地から継承したアラカシの生垣を生かし、木漏れ日が揺れる明るい緑陰空間を創出しています。

ランドスケープ

撮影 / 2015年12月

インタビュー

建築担当者 塚本 賀勇

ここは、大正期から昭和初期にかけ別荘地として開発され、外国人はもとより、西洋スタイルへのこだわりを持つ著名な文化人や商社マン、貿易商が、格調高い邸宅を建て、美しい街並みを創り、発展してきました。
六甲山麓で採れる御影石による石垣と松並木の風景は、外国人を含む複数の建築家により設計されたモダンな建物と相まって独自の風景を作り出し、その面影は今も継承されています。当敷地にも、従前芦屋のお屋敷街の一角を形成する邸宅がありました。

そこで、この街並みに調和した邸宅を目指し、既存樹と生垣・石積みを活用した外構、門扉をモチーフを再利用した照明など、従前建物の材料を一部利用し土地の記憶の継承を図りました。

新築でありながらも、すでにそこにあったかのような佇まいを目指し、配棟計画・外観・素材感などにこだわりました。これから、年月を経るごとにこの街の方々に受け入れられ、そして風景の一部になっていくことを願っています。

プラウド芦屋平田町

所在地
兵庫県芦屋市平田町
交通
阪神本線「芦屋」駅 徒歩8分
総戸数
21戸
竣工
2015年10月
※掲載の徒歩分数は、2017年12月時点の「不動産の表示に関する公正競争規約」に沿った表示となります。

※掲載の情報は、2017年12月時点の情報です
※こちらの物件は完売いたしました。