京の風儀を移す、邸宅の作法
京にふさわしく、誇らしい邸の意匠。
この地にふさわしく、京の情緒を紡ぐ佇まいとして、伝統的な数寄屋、京町家など日本建築のモチーフに現代的な視点を加味した邸宅意匠を目指しました。格子・連子や路地、通庭など、長い歴史の中で培われた暮らしの風儀、住まいの意匠はもちろん、羽目板や甍(一文字瓦)、京行燈など、一般にはマンション建築には見られない意匠にも新しい解釈を加え、繊細で優美な京邸宅の意匠を創造しました。
意匠を練り、素材を吟味し、風趣を描く、エントランスアプローチ。
千年の都、京の伝統建築を一つの指標として選び抜かれた古石・敷石など石材選択から、金属・ガラスという素材にも、京都らしさを感じさせることを課しています。決して誇示することのないラグジュアリーな空間という京の邸ならではの「間」の贅をご堪能ください。
静寂と光彩に上品な余情かおる、迎賓の仕立て。
エントランスホールには表面に小だたき仕上げを施した御影石を用いて敷石を描いたフロア、数寄屋建築の伝統柄をあしらった透かし壁など、抑制のなかに静かな高揚感を醸し出す空間を描きました。
もてなす心遣い、その気配を感じるラウンジ。
豪奢な装飾をそぎ落とした先に立ちのぼる、居住まいの美しさを京邸宅の作法した迎賓の間。それは茶席に迎える客のために、朝露を纏う一輪の花を選ぶもてなしの作法に似ています。
撮影 / 2016年5月
インタビュー
建築担当者 橘田 宗勝
貴族たちの邸宅が甍を連ねた由緒を刻む麩屋町通り。その古き良き歴史の風情と現代の京都を象徴する御池通が交わる京都の中心に本物件は生まれました。格式ある老舗旅館をはじめとした周辺景観との調和を図るため、素材や色彩はもちろん、“格子”や“行燈”といった地域のデザインモチーフを“コード”として定め計画に落とし込み、デザインリレーションを図りました。
祗園祭の雰囲気にあふれた雅と賑わいの夏には、絢爛の京絵巻を綴る壮麗な山鉾の道行きが、自邸から愉しめる類まれな住まい。京の伝統を”邸宅”という形で次代へ継ぐ。地域の景観の一部として、経年優化していくことを願っています。
プラウド京都麩屋町御池
- 所在地
- 京都府京都市中京区麩屋町御池下る中白山町
- 交通
- 京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅 徒歩4分
京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅 徒歩7分
- 総戸数
- 43戸
- 竣工
- 2016年3月
- ※掲載の徒歩分数は、2017年12月時点の「不動産の表示に関する公正競争規約」に沿った表示となります。
※掲載の情報は、2017年12月時点の情報です
※こちらの物件は完売いたしました。
インタビュー
建築担当者 橘田 宗勝
貴族たちの邸宅が甍を連ねた由緒を刻む麩屋町通り。その古き良き歴史の風情と現代の京都を象徴する御池通が交わる京都の中心に本物件は生まれました。格式ある老舗旅館をはじめとした周辺景観との調和を図るため、素材や色彩はもちろん、“格子”や“行燈”といった地域のデザインモチーフを“コード”として定め計画に落とし込み、デザインリレーションを図りました。
祗園祭の雰囲気にあふれた雅と賑わいの夏には、絢爛の京絵巻を綴る壮麗な山鉾の道行きが、自邸から愉しめる類まれな住まい。京の伝統を”邸宅”という形で次代へ継ぐ。地域の景観の一部として、経年優化していくことを願っています。