建築デザインプラウド五反田

「職住融合」の共用施設を完備した
次世代コンパクトマンション

JR五反田駅から徒歩6分、18階建て、総戸数174戸の「プラウド五反田」は、1〜2人暮らしのための1〜2LDKが中心のマンション。プラウドのブランドにふさわしい各住戸の品質の高さもさることながら、住まいに多彩な機能をプラスできる新発想の共用部「1.5PLACE」の充実ぶりには目を見張るものがあります。一歩先を行く大規模コンパクトマンションの魅力を、2人の担当者が解説します。

賑わいと静けさの二面性を象徴する南北のファサード

「プラウド五反田」の敷地は、JR山手線五反田駅から徒歩6分、北側は目黒川に近い住宅街に面し、南側は一部が山手通りに面したL字形をしています。もともとは隣接する複数の土地に分かれていましたが、それぞれの所有者の方から土地を購入させていただいたことで地上18階建てのボリュームの建物が建てられることになりました。

そこで、地の利を生かし、山手通り側の1階に店舗を設け、2階以上はすべて1〜2人暮らしを想定した1〜2LDKが中心のマンションに特化することに決めました。さらに、ちょうどコロナ禍で在宅時間が増えた時期だったこともあり、今後はコンパクトマンションであっても、住まいにプラスαの空間を創出し、暮らしの可能性を広げる住まいが求められると考え、2階に充実した共用施設を設けることにしました。

ファサードは、目黒川が近い住宅街に面した北側と、山手通りに面した南側とでは街の趣が対照的であることから、その二面性を象徴したデザインを目指しました。北側はアクセントの方立て(縦ラインの部材)を均一に入れ、フレームで構成することで、邸宅らしい堅実な外観とする一方、南側は逆に住宅らしさを感じさせないよう、あえて方立てをランダムに配し、建物頭頂部にライトアップする庇を設けるなどの工夫を行いました。

メインエントランスは五反田駅寄りの北側にありますが、南の山手通り側にもサブエントランスを設けました。サブエントランスは後述する2階の共用施設と吹き抜け階段でダイレクトにつながっており、1階の店舗や、通り沿いの飲食店や施設などへのアクセスもしやすく便利です。

プライベートな空間へといざなう懐の深いエントランス

北側のメインエントランスにはL字形の大庇を配し、重厚感と品格を演出しました。奥行きのある長いアプローチが内と外をつなぎ、プライベートな空間へといざなってくれます。

エントランスホールの脇には、ラウンジを設けました。突き当たりの壁にはエントランスの外からも目に留まるアイストップとして、ステンドグラスのアートを配しました。右に折れるとエレベーターがあります。

自宅を拡張する約120㎡の共用スペース「1.5PLACE」

2階の共用施設は広さ約120㎡で、自宅(ファーストプレイス)を拡張するような多機能で実用的な空間にしたいと考え、「1.5PLACE」と名づけました。国産の木材を多用し、天然の樹木や観葉植物を配したナチュラルなインテリアで、写真のラウンジを中心に、さまざまなコーナーを備えています。

モニターとテーブルのあるユーティリティールームは、会議室としても、飲食を楽しむパーティールームとしても活用できます。

窓ぎわにあるオープンワークスペースには、ノートパソコンでの作業を想定し、電源コンセントを設置。共用のWi-Fiが使え、施設内の複合機に接続して印刷物を出力することも可能です。

べつに、仕事に集中できる個室のブースも3室用意。テレワークに重宝するスペースです。

仕事をする場ばかりではなく、リラクゼーションルームやフィットネスジム、毛布やシーツも洗えるランドリーも完備。共用施設にどんな機能を盛り込むかについては、事前に当社の社員を対象に行ったアンケートをもとに、選定しました。

2室がバルコニーに面する30㎡台の1LDKを実現

各住戸は26㎡台のワンルームから57㎡台の2LDKまであり、リビングダイニングの天井高は約2.6mを確保しています。

最もこだわったのが、1LDKの「2室開口」のプランです。床面積が限られたコンパクトマンションでは、バルコニーに面して洋室、その奧にリビングがあるといった具合に、リビングと洋室の両方に窓を設けることがむずかしいのが実情ですが、ここでは30㎡台の1LDKにおいても、2室がバルコニーに面するプランを実現しました。2室の間には3枚引き戸を設け、可変性を持たせています。また1LDKのプランには、リビングを広く有効に使えるように、ダイニングカウンターを兼ねたオープンな対面型スクエアキッチンを採用しました。

以上のように、共用部、専有部ともに、都心のコンパクトマンションの在り方を徹底的に追求し、多様な提案を盛り込んだのが「プラウド五反田」です。

インタビュー

野村不動産 住宅事業本部 住宅事業担当

ちょうどコロナ禍をきっかけにテレワークが増え、住まいの役割が変化し、マンションは変革期にあると感じていた頃、「プラウド五反田」を担当することになりました。私にとっては記念すべきコンパクトマンションの第1号プロジェクトです。職住融合社会を前提とし、これまでのコンパクト物件ではほとんど実現できなかった提案を共用部、専有部ともに最大限取り入れたつもりです。このプロジェクトを起点として、ますます住み手のニーズに合った暮らしの拠点をつくっていければと思っています。

野村不動産 住宅事業本部 住宅事業担当

先日、引渡し後に実施した「プラウド五反田」の内覧会に立ち会った折、ご入居済みのお客様が「1.5PLACE」をご利用中の様子を拝見する機会に恵まれました。平日にもかかわらず、テレワーク中の方、気分転換にフィットネスでトレーニング中の方など、お住まいの皆さんが思い思いに活用している光景はこちらが思い描いていたとおりで、感慨深いものがあります。共用部の充実が購入の決め手だったという方も少なくなく、マンションの企画の大切さを改めて感じています。

プラウド五反田

所在地
東京都品川区西五反田二丁目31番6(地番)
交通
JR山手線 「五反田」駅 徒歩6分
都営地下鉄都営浅草線 「五反田」駅 徒歩5分
東急電鉄東急目黒線 「不動前」駅 徒歩9分
東急電鉄東急池上線 「大崎広小路」駅 徒歩6分
総戸数
174戸
竣工
2023年12月

※掲載の徒歩分数は、2022年7月時点の「不動産の表示に関する公正競争規約」に沿った表示となります。

※掲載の情報は、2024年7月時点の情報です
※こちらの物件は完売いたしました。