今回のカラーコーディネートの基調となったのは、ルイスポールセンの「PH5」のグリーン。ポイントとなるアイテムの色を基調とすると、まとまりのある空間に仕上がります。
K様ご夫妻が新居を購入しようと思われたきっかけは、ご長男の誕生。マンション探しでは都内の物件もご覧になったそうですが、駅近であることや価格とのバランス、街の雰囲気の良さから、ここ「プラウドタワー武蔵浦和レジデンス」を選ばれました。
おふたりが望まれたのは、広くて明るいリビング。そこで、もとは4LDKだった間取りをオーダーメイドで2LDKに変更し、リビングを広めに設定しました。東南角に位置する明るく開放的なリビングは、小さなお子様がいらっしゃるとは思えないほど洗練された印象の空間。その理由のひとつは、巧みなカラーコーディネートにあります。
K様邸を担当したのはインテリアアドバイザーのHさん。家具選びはもちろん、建材や照明器具、ファブリック類とのコーディネートやオーダー家具の提案まで、トータルでお部屋づくりをサポートしました。
コーディネートを考える際に中心として考えたのは、ダイニングのペンダントライトでした。以前より愛用されていたルイスポールセンの「PH5」のグリーンが基調となっているのです。
キッチンのフォーカルポイントであるアクセントクロスもグリーンベース。実はこのクロス、Hさんの提案により奥様は大賛成だったのですが、ご主人様は「壁に柄?」と不安だったそう。
しかし、手持ちの家具と色のトーンを揃えることで馴染みの良い仕上がりとなり、完成したキッチンを見てご主人様も大満足。
さらに、ご夫妻が選んだダイニングチェアやラグなどにもグリーンが使われ、アイボリー系の家具や建具との相性も良く、爽やかであたたかみのある空間となりました。
また、オーダーメイドにより、東西に広がるリビング・ダイニングとされましたが、横方向の広さばかりが目立たないように、リビングのオーダー収納にもちょっとした工夫が。収納自体は左側の間接照明付きのカップボードからテレビボードまでですが、右手の扉と同じ素材を用いて壁にもパネルを施し、オーダー収納から扉までがひとつながりであるように見せ、縦方向の広さも強調しているのです。
カップボードにはご主人様が旅先で購入された茶器や酒器などが、飾り棚にはご長男のファーストシューズや写真が並べられており、眺めていると思わず笑顔がこぼれます。
住み心地について伺うと、ご主人様は「全部気に入っています。子どもが部屋で遊んでいる様子を見ているのが幸せです」、奥様は「キッチンが広くて、収納も多いので使いやすいです。アイランドキッチンのようにカウンターを、ぐるっと回ることができる動線も便利。子どもは白バイのミニカーでカウンター周りをパトロールしています(笑)」とお答えくださいました。
そしてHさんは「奥様のお好きなテイストが私と近かったので、とても提案しやすく、楽しかったです。キッチンのアクセントクロスも、奥様でなければ提案できなかった色と柄。本当にお客様の人柄を映した素敵な部屋になりました」。その言葉には確かな達成感がにじんでいました。
今回のカラーコーディネートの基調となったのは、ルイスポールセンの「PH5」のグリーン。ポイントとなるアイテムの色を基調とすると、まとまりのある空間に仕上がります。
玄関から廊下を進んで、リビング・ダイニングへのドアを開けた時に見える位置にニッチをつくりました。自然素材を用いたオブジェなどを飾ると、ほっと心が和みます。
ベッドルームのカーテンは、レースカーテンを内側に吊るすスタイリングのテクニック“フロントレース”を採用。閉めた時にレースの模様が際立つので、空間が華やぎます。
※掲載の内容は取材協力頂いたコメント等を弊社側で編集したものです
※掲載の情報は、2018年2月時点の情報です