今回、お気に入りのサルタレッリモビル社の家具の中から選んだのは、白さが際立つ新シリーズ「ジュリエッタ」。なかでも中央に繊細な装飾を施した写真の飾り棚は、ぜひ置きたかったもの。窓が多いリビングのどこに置くか、随分悩みましたが、なんとか特等席に収まりました。
Mさん一家は40代のご夫妻と、高校3年生と2年生の息子さんの4人家族。以前は郊外の戸建て住宅に4人で暮らしていましたが、ご長男の中学進学を機に、学校に近い名古屋市内のマンションを購入。当初はセカンドハウスとして使っていましたが、1年後、ご次男も名古屋の中学に進学し、奥様と息子さんたちは生活の場を名古屋に移すことに。その後はご主人が、職場に近い住まいと名古屋のマンションを行ったり来たりする暮らしを続けてきました。
そんなある日、舞い込んだのが「プラウド白壁町」の広告。リビングが今まで住んでいたマンションよりかなり広そうな点が、ご主人の興味を引きました。「うちは主人も子どもたちも大柄で、以前の住まいもリビングに大きな吹き抜けがあるので、今までのマンションのリビングでは狭かったようです」と奥様。モデルルームを見学後、ご主人はすっかり乗り気になり、広いリビングがある一室の購入を決めました。
ご主人の熱意が原動力で決まった引っ越しですが、その後の住まいづくりに情熱を傾けたのは、もっぱら奥様です。というのも、奥様にはインテリアに関して、はっきりした趣味嗜好がありました。それはイタリア・サルタレッリモビリ社の白い家具に代表される、ロマンティックな「大人のプリンセススタイル」。奥様によれば、10年ほど前から、ブログやインスタグラムなどでさまざまな情報を得るうちに、だんだん自分の好みがわかってきて、以前のマンションでも家具はサルタレッリモビリ社製で揃えていたそうです。
前の住まいでは置き家具を選ぶだけにとどまっていましたが、今回は入居までに時間があるうえ、「プラウド白壁町」には間取りや内装が変更できる「オーダーメイドシステム」が備わっていたことから、奥様は担当のインテリアコーディネーターと一緒に、造作家具、照明、壁紙なども含め、トータルな理想のインテリアづくりを目指すことにしました。
できあがった住まいを拝見すると、どの部屋も首尾一貫して、白を基調にしたエレガントなテイストでまとめられていることに驚かされます。たとえば、主に奥様が使う主寝室は、家具だけでなく、奥様念願のバランス(上飾り)付きカーテン、ベッドリネン、ラグ、照明など、どれをとっても何とも優美です。
さらに、ウォークインクローゼットの扉にもご注目。扉はガラス製で、その内側には美しいレースのカーテンが掛かっており、独立したドレッシングルームのような趣です。
圧巻は、3方向のワイドな開口部から明るい陽光が射し込む特大のリビングダイニング。少しでも広いリビングがほしいというご主人の希望に沿って、標準プランではリビングとダイニングの間にあった間仕切り戸を取り払った一室空間には、そこここにサルタレッリモビリ社の光沢ある家具が置かれています。
以前のマンションでは取りつけられなかったシャンデリアも、天井の下地を補強することで設置できました。間接照明を施した折り上げ天井や、吊り元に配したメダリオンの装飾も相まって、より豪華な雰囲気を醸し出しています。
隅々まで奥様の理想が貫かれた空間に、大柄な男性3人が住む姿はちょっと想像がつきませんが、聞けば、息子さんたちも新居が気に入っているそうです。奥様いわく、「主人の希望は寝室にテレビがあればいいことぐらいで、こだわりがないんです。あとは全部、私が好きなようにすればいいと言ってくれました」。きっと奥様が満足行く住まいで機嫌よく暮らしてくれることが、何より家庭円満の秘訣だと熟知していらっしゃるのでしょう。
今回、お気に入りのサルタレッリモビル社の家具の中から選んだのは、白さが際立つ新シリーズ「ジュリエッタ」。なかでも中央に繊細な装飾を施した写真の飾り棚は、ぜひ置きたかったもの。窓が多いリビングのどこに置くか、随分悩みましたが、なんとか特等席に収まりました。
「うちは夜もリビングのカーテンはほとんど開けっ放しなので、ドレープよりレースがメインだと思っています」と奥様。吟味した中から選んだのが、花モチーフの繊細な刺繍を裾に施したマナトレーディングの「フルール1」。全室の窓辺とクローゼットの間仕切りにも用いました。
エルメスではスカーフを壁に飾るための専用金具も扱っていますが、奥様は金具で留めたうえで、裏から照明を当てたいと要望。そこで試行錯誤の末にコーディネーターが編み出したのが、照明を仕込んだ特注のフレームです。見事な出来映えに「二人で感涙しそうでした」と奥様。
※掲載の内容は取材協力頂いたコメント等を弊社側で編集したものです
※掲載の情報は、2019年9月時点の情報です