オーナーズストーリープラウド桜新町 A邸

趣味を楽しむ個室と、広々としたリビング

リタイヤ後を楽しむ住まい選び

Aさん夫妻はすでに2人の息子さんも独立し、夫婦2人暮らし。以前も世田谷区の分譲マンションで暮らしていましたが、その後、ご主人が千葉県に仕事場を構えたのを機に、第2の拠点として千葉にもマンションを購入しました。奥様はご主人の仕事を手伝うため、世田谷と千葉を往復する生活を続け、子どもの成長後は生活の場を千葉にシフト。世田谷の本拠は都内に用事があると滞在するセカンドハウスになっていたそうです。

ご主人がお仕事をリタイヤされた後、千葉を引き払い、新たにマンションを購入しようと考えたご夫妻は当初、都心の物件を見て回りました。けれど、「モデルルームは床も壁も石貼りだったりと、まるでホテルのようで、実際の生活の場と違いすぎると感じました」とご主人は振り返ります。そこで、古巣の世田谷区の桜新町界隈で物件探しを再開。駅の近くではなかなか希望の広めの住戸がある物件が見つからず、最終的に決めたのが、現在お住まいの「プラウド桜新町」。駅から徒歩10分の閑静な住宅街の一角に建つマンションです。

リビングダイニングの一角に設けた仏壇スペース

奥様いわく、「モデルルームは飾り立てすぎてはいなかったし、土地勘も馴染みもある土地で安心でした」。広い住戸があるのも気に入ったとご主人。このマンションが、間取りや内装が変更できる「オーダーメイドシステム」を備えていることを知ったお二人は、上層階の広めの角住戸を選び、さっそくプランコーディネーターとの打ち合わせをスタートしました。

まず、L字形のリビングダイニングの一角には、標準プランでは物入がありましたが、仏壇を置く場所が必要だったため、物入をなくし、ここに設置。奥まっているので、リビングからは丸見えにならず、しっくり収まっています。「仏壇はここがいいんじゃないかと、私が最初に提案したんです」と奥様。

ご夫婦がそれぞれの大切な時間を持てる場所

三つの個室のうち、二つを夫婦それぞれの部屋に充てることにしましたが、いちばん広い玄関脇の洋室は奥様の部屋に。というのも、奥様は音大を卒業し、最盛時は25人もの生徒にピアノを教えていたというキャリアをお持ちで、ピアノは今も大切な愛器。リビングは広々使いたいので、個室に置くことにしたからです。ピアノの設置場所は床を補強し、ウォークインクローゼットの扉の位置や開き方向も変更しました。
一方、リビング脇の南向きの洋室はご主人の部屋に。書斎コーナーを設けたうえで、少しでも面積を拡張すべく、標準プランでは押入型だった収納を奥行きの浅いクローゼットに変更し、かつ隣の洋室との間の壁も少しずらしました。

隣室は、息子さん一家が遊びに来たときに泊まれる予備室。普段はウォールドアを開け放ち、LDKと一体の空間として使っています。「孫は寝ている間にどんどんころがっていくので、布団を敷き詰めて引き戸を閉めるとちょうどいいんですよ」と奥様は笑います。

静かな住空間を満喫

夫婦それぞれの持ち物が安住の地を得たおかげで、LDKはゆったり広々した空間を確保。周辺に高い建物がないため、2面にある四つの窓からは周辺の公園の緑が眺められ、晴天時には富士山も眺められるそうです。「住んでみて驚いたのは、とても静かなことです」と語るご主人は、砧公園で散策を楽しんだり、お酒が楽しめる近所の店を見つけたりと、長年住まいがあったわりに多忙で出歩くことがなかった地元での新たな生活を満喫しているようです。

モダンデザインとスポーツ好きのご主人と、アンティークと音楽を好む奥様。趣味がまったく違うから、それぞれの個室は不可欠だったと語るお二人ですが、会話のはしばしにお互いを尊重する気遣いが感じられます。最後にこだわりの3点についてうかがうと、奥様からこんな答えが返ってきました。
「主人が気に入っているのは、このマンションそのものじゃないでしょうか。ここに引っ越して以来、私より熱心に片づけやお掃除をしてくれるので助かっています」

オーナーのこだわり

長年愛用してきたアップライトピアノ

奥様が教室を開いていた頃はグランドピアノを使用していましたが、主たる生活の場を千葉に移す際、限られたスペースでも置けるようにとお姉様から譲り受けたのが現在のアップライトピアノ。上に飾られたバイオリンは、息子さんたちが子どもの頃、弾いていたもの。

奥様の宝物が詰まった飾り棚

奥様の部屋に置かれた飾り棚は、奥様が長年、大切にしてきたイタリア製の家具。中には息子さんたちの産着や、ご長男が小さい頃かぶっていた帽子、お母様との思い出の品、友人からの海外旅行の土産品などが飾られています。奥様にとってかけがえのない宝箱に違いありません。

結婚記念に二人で買った思い出の掛け時計

リビングの一角に飾られたSEIKOの振り子式の掛け時計は、お二人が結婚記念に都内のデパートで購入したもの。一時期、動かなくなり、長いこと眠っていたそうですが、修理に出したところ、復活。また時を刻み、毎正時をチャイムで知らせてくれるようになったそうです。

※掲載の内容は取材協力頂いたコメント等を弊社側で編集したものです
※掲載の情報は、2019年11月時点の情報です