DESIGN
デザイン
“垂水の森”を纏い、
澄んだ空を仰ぐ。
竹中工務店大阪本店 設計部
チーフアーキテクト
植月 司氏
ARCHITECT’S NOTE
海と呼応する暮らしを、
心ゆくまで愉しんで欲しい。
海と山に近く、駅前ながら爽快な空が広がるという、この街の魅力をデザインに取り込みました。四隅のコーナーバルコニーは床レベルを周囲より下げ、窓際に座って眺望を愉しむ際にあたかも「縁側」に腰かけているかのようにしたところも特徴です。また、単調になりがちなバルコニーデザインに個性的な陰影をつくり出し、他とは一線を画す存在感を追求しています。外観だけでなく共用部や構造面にもさまざまな工夫を凝らしたこのタワーが、皆様に末永く愛されることを願っています。
めざしたのは、
駅前街区を未来へと牽引する
シンボルとなること。
CORNER DESIGN
四隅のスラブラインを切り替え、
軽やかに分節した
コーナーデザイン。
GLASS GRADATION
透明・乳白・グラデーション。
3つのガラス手摺りによる
多彩な表情。
1.グラデーションガラス
2.透明ガラス
3.乳白ガラス
FOREST SCAPE
「森の風景」を描く、
潤い豊かなランドスケープ。
URBAN SPACE
人の流れを変え、街に豊かな彩りを。
駅前に新たな賑わいの風景を織りなす「コーナースクエア」。
「まちの『えんがわ』を創る」をキーワードに、人と人の繋がりを感じられるヒューマンスケールな庇を設け、豊かなコミュニケーションを育める場を創出します。
敷地南側を東西につらぬく開放的な遊歩道「サウスアベニュー」。
シラカシ並木のみずみずしい彩りと、枝葉からこぼれるやさしい木洩れ日が、なにげない日常のなかに、さりげなく上質な心地よさを届けます。
ENTRANCE
& LOUNGE
エントランス & ラウンジ
窓に広がる緑景が、視界をきらめかせる。
オーナーをもてなすのは、のびやかな2層吹抜けの「グランラウンジ」。
大開口の窓に映る木々の彩りが、喧騒を忘れてゆったりと寛げる時間を演出します。
心地よい静けさが迎える迎賓の空間。
端正な設えの「グランドエントランス」は、駅西口方面へのアクセス性に配慮して建物西側に配置。あたたかな灯りに導かれて建物内に進むと、心地よい静けさに包まれて寛げる「グランラウンジ」へと繋がります。
車寄せを設けたもう一つのエントランス。
車でのお出掛けの際に便利な「コーチエントランス」を建物東側に配置。建物が庇となり、雨の日の荷物の積み下ろしや乗り降りを快適にエスコートし、シーンに応じて2つの動線を自由に使い分けられるようにしています。
LAND PLAN
快適性と安全性に
こだわりを込めた街区設計。
計画地は、東・西・北の3面が接道する独立性の高い街区。
このメリットを活かし、車と人の動線をできるだけ分離して快適性と安全性に配慮。
また、ペット足洗場などのユーティリティーも確保しています。
NATURAL
SYMBIOSIS
自然と共生する
社会づくりに貢献。
「ABINC認証」を取得した
植栽計画。
「ABINC認証」とは、生物多様性に配慮した環境づくりに取り組む集合住宅などを、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が評価・認証する制度。「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」では、地域の植生に配慮した植栽計画によりABINC認証を取得。周辺の緑地とのネットワークを形成し、生物多様性の配慮した取組みを積極的に行っています。※認証を継続するためには、引渡後の継続申請が必要となります。
GREEN PLAN
植栽計画
シラカシ、アラカシ、サザンカ、ヤブツバキといった樹高約4m~8mの常緑樹を豊富に植栽。敷地沿道部に並木をつくり、周辺景観にみずみずしい彩りを添え、いつも自然の豊かさを感じられる街並みを創出します。
- ※掲載の各完成予想図は計画段階の図面を基に描いたもので、実際とは異なります。 また、今後変更になる場合があります。 外観の細部・設備機器等及び周辺建物・電柱・架線・標識・ガードレール等につきましては一部省略または簡略化しております。 タイルや各種部材につきましては、 実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。 植栽は特定の季節の状況を表現したものではなく、竣工時には完成予想図程度には成長しておりません。ボリューム・形状は実際と異なる場合があり、 樹種等は変更となる場合があります。
- ※掲載のimage photoは、イメージであり実際のものとは異なります。
- ※掲載のマテリアル写真は2024年8月に撮影した参考写真です。また実際の質感や色等の見え方が異なります。