

野村不動産 谷口氏、竹中工務店 植月氏(竹中工務店大阪本店)
開発担当者と設計担当者が、
物件の始まりから現在までを語る
1
過去・現在の街の魅力を
これからの再開発計画へ
垂水No.1の物件を目指して
担当着任から現在に至るまでの過程について、
野村不動産の谷口氏、竹中工務店の植月氏にお話を伺いました。


目指した理想像を
教えてください
谷口氏:本物件は明石海峡大橋や瀬戸内海、淡路島といったオーシャンビューが広がる場所に位置していることが大きな特徴です。垂水ならではの自然を享受し、シンボリックな『垂水No.1の物件を創る』という想いで担当をしています。垂水区の中心に立地するため駅前の利便性も兼ね備えており、豊かな自然と利便性を最大限に生かしつつ、オーナーの皆さまに長く安心して暮らしていただける住まいを目指しています。
植月氏:都市の魅力は、多くの人がいてお店が集まり利便性が上がることだと思いますが、垂水は商業施設や駅が近いなど魅力のベースとなる要素が多い街だと感じました。
本物件は、垂水ならではの人と人とのつながりや距離感、建物のスケール感や集合体の魅力を新たな建物の在り方の中に継承することを意識しています。そのため、建物の周りには空地を設けて積極的に緑化し、住民の方にも街の方にも魅力がある空間を確保しています。

※掲載の情報は2024年2月時点の情報となります。
活気のある垂水の街との
つながりを意識し、
街の新たな顔となる
タワーマンションへ

初めて現地を
訪れたときの印象は?
谷口氏:JR神戸線や山陽電鉄本線で垂水へ向かう際に、須磨以降から一気に海が近くなり日常の中に海や自然が感じられるところが印象的です。
現地周辺では垂水区役所や商業施設、飲食店などの日常使いできる施設が点在しており、少し足を延ばせば淡路島やアウトレット、コストコもあり、生活の利便性と余暇の双方を充実させることができる場所だと感じました。
![[快速停車駅]JR神戸線「垂水」駅まで徒歩2分](img/img_redevelop_mansion2.jpg)
植月氏:初めて現地視察をしたときは活気あふれる街の様子に驚きました。本物件が建つ場所は以前は垂水廉売市場がありました。細い路地空地の中に多くの店舗が密集し、今ではあまり体験できない雰囲気のある場所でしたね。そういった魅力がある反面で老朽化した建物が多く、地震や火災などの被害が懸念されていたことが再開発に至った経緯です。

再開発の中で街との関わりを
どう考えられましたか?
植月氏:人が住む・暮らすということは、何よりその都市を活性化させる一番の条件です。本物件は住宅棟をタワー型にすることで余白のスペースを生み出し、敷地内に通り抜けや豊かな植栽など魅力のある公共空間を確保することができました。人の流れと敷地内のさらなる動線を確保し、街としての回遊性の創出と空地を緑化していくことで、緑と広場によるネットワークの形成を目指しました。
2
垂水史上最高層※6。
街の新たな
ランドマークとなるように
最上階に設けた
『スカイクルーズラウンジ』。
明石海峡を見渡せる
爽快な眺望
共用部はどのように
考えられましたか?
谷口氏:共用部の最大の特徴として、最上階の32階にスカイラウンジを設けました。本物件でのライフスタイルを航海に例えて『スカイクルーズラウンジ』と名付け、内装のデザインはクルーズ船のような雰囲気を意識しています。
外部へ出られるバルコニーを地上約100m以上の高さに設け、明石海橋大橋や淡路島を見渡せる抜群の眺望を入居者の皆さまにお楽しみいただけます。共用部は2層吹抜けのエントランスホール、コワーキングスペース、キッズルーム、ゲストルームをご用意し(※2)、大規模物件ならではの共用空間の充実を図っています。

「垂水」の新たな
ランドマークとして、
四方が顔となる外観デザイン

プライバシー性とデザイン性の両立
デザインでこだわった部分を
教えてください
谷口氏:垂水駅前の新たなランドマークとなるように、建物の四周全てにバルコニーを設け、どこから見ても顔となるような裏表のない外観デザインとしています。周辺地域の中でも際立つ高さの建物となるため、周辺への圧迫感を軽減しつつ、単調なデザインにならないよう工夫しました。バルコニー手摺は階層・位置によって乳白ガラス・グラデーションガラス・透明ガラスを使い分け、プライバシー性とデザイン性の両立を図っています。最上階のスカイクルーズラウンジは建物頭頂部の形状に変化を与え、スカイラインの形成に寄与しています。
「えんがわ」がキーワード
植月氏:店舗棟は『まちの「えんがわ」を創る』をキーワードに、垂水廉売市場の継承を意識して、周辺と一帯に広がる賑わいの空間を創出しています。賑わいの空間創出と人同士の近いつながりを感じられるヒューマンスケールな庇を設けることで、店舗と街のコミュニケーションが誘発される場の創出を目指しました。
一方で、住宅棟は住まい方と外観デザインの変化を狙っています。四隅のコーナーバルコニーは床レベルを周囲より下げ、窓際に座った際に縁側に腰かけているかのように眺望を楽しむことができます。また、単一になりがちなバルコニーデザインにレベル差をつけて個性的な陰影を作り出すことで、特徴的な外観デザインとしました。
3
海辺のタワーに住む喜びを、
安心感・快適性と
ともにお届け
室内からも眺望を意識した
間取り
間取りのこだわりは?
植月氏:多様な世帯・ファミリーを対象とした幅広いバリエーションの間取りと、眺望を意識して開口部が多いことが特徴ですね。
谷口氏:角住戸と中住戸でそれぞれ特徴があります。角住戸は『ワイドビスタプラン』。リビング・ダイニングにコーナーサッシを設け、眺望が広がるプランとなっています。

102-SI-Wタイプ間取り図
102-SI-Wタイプ
(4LDK+WIC+SIC)※5
- ● 住戸専有面積 / 102.41㎡
- ● バルコニー面積 / 41.77㎡
家族のつながりを感じられる
中住戸
谷口氏:中住戸は間口の広いワイドスパン形状として豊かな開口部を確保しました。リビング・ダイニングを中心に配置し、家族が自然と集まるようなプランニングとして『コアリビングプラン』と名付けました。

75SJタイプ間取り図
75SJタイプ
(3LDK+WIC+SIC)※5
- ● 住戸専有面積 / 75.33㎡
- ● バルコニー面積 / 16.15㎡
免震構造×
長期優良住宅認定取得
による住まいを提供

構造で特徴的なところは?
植月氏:地震対策として、当社で多くの実績がある免震構造を採用しています。
谷口氏:長期優良住宅認定取得も大きな特徴です。本物件は、国土交通大臣が定める10項目の基準をクリアして認定を取得しています。長く安心してお住まいいただくために、地震対策に配慮した免震構造はもちろん、長期優良住宅認定を取得し、最大額の住宅ローン控除を受けられることも大きなメリットになります。
また、全戸バルコニーから建物の中心に向けて斜めのスラブ形状としています。二重床・二重天井内に勾配なりに設備配管などを横引いて共用廊下側に集約することで住戸内にパイプスペースが少なく、専有面積に対して有効率が高いプランとなっています。

【長期優良住宅とは】
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅。
建築・維持保全に関する計画を「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき認定されます。

その他の特徴は
何がありますか?
谷口氏:タワーマンションならではの共用サービスの充実を図っています。全戸ディスポーザを実装し、各階にゴミ置き場を設置することで、1階に下りることなくご自身の居住階でゴミ捨てが可能です。
また、在宅勤務によるテレワーク利用などを円滑に行えるよう、全住戸内には10ギガ高速インターネットによる快適なネットワーク環境を備えています。他にも『アトラクティブ30』の採用による長期修繕計画の工夫や、防災センターの設置による24時間有人管理など管理面の充実も特徴です。
【アトラクティブ30とは】
大規模修繕の工事項目ごとに耐久性を精査し、高耐久部材・工法を採用する取り組み。
大規模修繕周期をおおむね16年~18年に延伸し、建物の長寿命化と、ライフサイクルコストの大幅な軽減により、
オーナーの皆さまの心理的・経済的負担を軽減することができます。
- ※1.掲載の完成予想図は計画段階の図面を基に描いた外観完成予想図と、現地から約830m離れた地点の45階相当の高さから撮影した眺望写真(2023年8月撮影)をCG加工したもので実際と多少異なります。
- ※2.共用施設及びサービスについては計画段階のものであり、一部変更になる可能性がございます。ご利用にあたっては、管理規約・使用細則等に従っていただきます。また、一部施設及びサービスは有料・予約制となります。
- ※3.掲載のスカイクルーズデッキ完成予想図内の眺望写真は現地の32階相当の高さから南西方向を撮影(2023年8月撮影)したものに、CG加工を施したもので、実際と多少異なります。また、眺望は住戸により見え方が異なります。周辺の環境は変わる可能性があり、眺望は将来に渡って保証されるものではありません。
- ※4.掲載の完成予想図は計画段階の図面を基に描いた外観完成予想図と、現地から約50m離れた地点の15階相当の高さから撮影した眺望写真(2023年8月撮影)をCG加工したもので実際と多少異なります。また、今後変更になる場合があります。
- ※5.WIC/ウォークインクローゼット SIC/シューズインクローゼット N/納戸
- ※6.1995年以降、神戸市垂水区内で供給された分譲マンションにおいて32階は初となります。(2024年7月時点:MRC調べ)
- ※掲載の各完成予想図は計画段階の図面を基に描いたもので実際とは異なります。また、今後変更になる場合があります。設備機器・配管類等は一部省略または簡略化しております。各種部材につきましては、実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。外観の細部・設備機器等及び周辺建物等につきましては一部省略または簡略化しております。タイルや各種部材につきましては、実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。植栽は特定の季節の状況を表現したものではなく、竣工時には完成予想図程度には成長しておりません。ボリューム・形状は実際と異なる場合があり、樹種等は変更となる場合があります。周辺の環境は変わる可能性があり、眺望は将来に渡って保証されるものではありません。
- ※掲載の各完成予想図は計画段階の図面を基に描いたもので実際とは異なります。また、今後変更になる場合があります。設備機器・配管類等は一部省略または簡略化しております。各種部材につきましては、実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。外観の細部・設備機器等及び周辺建物等につきましては一部省略または簡略化しております。タイルや各種部材につきましては、実物と質感・色等の見え方が異なる場合があります。植栽は特定の季節の状況を表現したものではなく、竣工時には完成予想図程度には成長しておりません。ボリューム・形状は実際と異なる場合があり、樹種等は変更となる場合があります。周辺の環境は変わる可能性があり、眺望は将来に渡って保証されるものではありません。
- ※掲載のインタビュー内容は2024年6月時点のものとなります。