プラウド白金長者丸
目黒・恵比寿エリアの低層住宅地に誕生した「プラウド白金長者丸」。線路沿いという立地を逆手にとり、電車からの視認性を意識した「PCコンクリートによるファサード」、バルコニーを室内に内包した「コンサバトリールーム」、音環境が有利な地下に「エントランススタジオ」を計画し、喧騒ある都心における集合住宅の一つの在り方を提案した。
Be ACTO日吉~プラウドシティ日吉を拠点としたエリアマネジメント~
プラウドシティ日吉では居住者と野村不動産とが一般社団法人を設立し、マンションを拠点とするエリアマネジメント「Be ACTO日吉」を実施。開発時から地域活動を意識し、制度や仕組み等の環境デザインをおこなった結果、マンションの居住者だけでなく、地域の方や多くの企業や団体も活動に参画。新しいコミュニティの輪が拡がっている。
カメクロ横丁~プラウドタワー亀戸クロス~
大型商業施設跡地だからこそ、地域に貢献し、にぎわいのコアとなる横丁を中心に街区をデザイン。集合住宅と商業施設と違う個性を持つ建物を、格子・切子といった亀戸ゆかりの伝統モチーフで統一。模型でスタディを重ねた横丁と2つの広場から成る街路空間を創造し、人の集まる地域ネットワークの拠点を創出した。
持続可能な大規模太陽光発電の導入スキーム
様々な社会情勢から、脱・化石燃料を果たす自然エネルギーの活用は国際的に喫緊の課題となっている。これまでマンションでは実装が難しいとされてきた大規模太陽光発電を導入するため、野村不動産グループが設置から運用、管理までを一括して行い、居住者の経済的負担を軽減すると共に、効率的かつ永続的に利用できるスキームを構築した。
EV充電サービス「プライブ」を用いたEV車普及への取組み
分譲集合住宅においてEVを充電できる区画が少ない現状を踏まえ、充電設備をマンションの電気設備とは別系統&低圧で引き込むことで、高まるEV需要に応えるサービス。初期費用を抑えられる低圧引込に加え、充電器は利用者との個別契約で管理費負担ゼロを実現。さらに、将来の需要増を見越して導入時に増設計画まで立案。増設も容易に対応。
オウカス世田谷仙川
世田谷で半世紀に渡り守り継がれた約9haの広大な杜の中に建ち、緑の継承と多世代が健康的に暮らし続けられる街づくりに資する賃貸シニアレジデンス。街づくりの中心部で交流の核となる芝生広場側に、地域に開かれ健康づくりの象徴となる木造フィットネス・カフェ棟を設けるとともに、建物内外で緑を感じ自然と歩きたくなる環境を創造した。
SHIROKANE THE SKY
本プロジェクトは「安心して快適に暮らし続けられる、やすらぎとゆとりのあるまち」の実現を目標にした約1.7haに及ぶ区域の再開発事業である。都市構造上の課題を抱えた区域を街区再編し、道路等基盤施設の整備・拡充、古川沿い歩行者通路等の整備を行い、住宅・商業・工場・病院等の多機能が融合した魅力ある複合市街地を創出した。
プラウド高田馬場
JR山手線高田馬場駅徒歩4分の神田川沿いに建つ分譲集合住宅。川沿いの土地は、かつては生活の中心。歴史的にも人が集まりやすく、風も通りやすい環境。環境保全が進み、昔の姿に戻りつつある神田川沿いの集合住宅としての在り方を再考した、都心型環境共生型住宅としての提案。
プラウド練馬中村橋マークス
住宅地として成熟した練馬区中村橋で、集合住宅の新しい在り方を考えた全186邸の計画。 ”これから”の家族へ「時と共に育つ森」をテーマに①四季の植栽と経年で表情を変える木造棟を抱く中庭空間②板状建物に新しい風と表情を吹き込むファサード③家族構成や住まい方の変動が求める要求に対して姿を変える専有部プランをデザインした。
プラウドシーズン成城コート
世田谷区成城7丁目にある全6邸の戸建分譲住宅。学園都市を目指した計画的な街づくりが行われているが、近隣は塀やシャッターで囲まれた家が多く、プライバシーを意識し、閉鎖的な印象を受ける。本物件は、成城の街並みを尊重し活かしながら、まとまりのある分譲住宅だからこそできる、街に開いた新しい街並みデザイン、街並み形成を目指した。
共用木造棟から始まる、森林サイクル促進
無機質なコンクリート造の分譲マンションに国産木材を活用した独立共用棟を配置することで国内の森林サイクル促進によるCO2削減など環境課題に貢献すると共に、居住者に木の温もりが感じられる憩いの場を提供。自然素材の使用による視覚効果や、木本来の香りによる嗅覚効果など、木が心身にもたらすプラスの影響も期待できる。
野村不動産大手町北ビル
働き方の変化にあわせて形を変えられる新しいテナント賃貸オフィスビル。多様な働き方を選択できる時代にワーカーがオフィスで働く快適性、多様に変化するニーズへの対応性、オフィスビル受難の時代にも入居し続けていただける仕掛けづくりを大手町地区および皇居に隣接する地域性、景観に配慮したデザイン展開と共に実現したプロジェクト
街の教育プラットフォーム [メガロスアフタースクール]
人と、地域と、家族と、社会と「つながる」アフタースクールです。取り組んでいる3つの力①自分の言葉で自分の想いを一人に伝える力②新しいことに臆することなく、チャレンジする力③集団の中で自分や他社の存在を認める力。これらが未来に生きる力となり、子どもたち自身が「つながり」を大切にし、自立していくことを目指しています。
プラウド神田駿河台
千代田区神田駿河台に誕生した「プラウド神田駿河台」。柱・壁など主要構造部に、国産木材を使用した木質系構造部材を日本国内の高層分譲マンションで初めて採用。新たな領域での国産木構造部材の利用は、建築業界の常識を変え、豊かな自然環境へとつながっていく。また、住む人の意識改革を促すことからも、循環型社会の実現に貢献する。
プラウドシティ吉祥寺
「三鷹市風景百選」にも選出されるヒマラヤスギの大樹を引き継ぐエリア最大規模・678戸の大規模集合住宅。 ヒマラヤスギを中心に住宅・商業・保育・サ高住・バス停等を複合的に開発し、SDGsに配慮した木造共用棟に設けたサードプレイスはコロナ禍の居場所として機能。新しい地域のシンボルとなる、多世代に向けた永住型住宅を提案した。
プラウド杉並方南町
閑静な街並みと都心への利便性をあわせもつ3棟からなる集合住宅。 閉塞的で緑が減少していた住宅地の中に、かつての原風景を彷彿とさせる豊かな緑を確保。 また敷地内に貫通通路を設けることで近隣住民の新たなる動線を生み出した。 豊かで安心感を与える「森の中の隠れ家」となる邸宅、周辺からも四季の移ろいを感じられる邸宅とした。
プラウドフラット中野
本計画は中野駅前の無数の飲食店がひしめき合う魅力のあるエリアを抜けた住宅地に立地します。「街を楽しむ住まい」をコンセプトに、この街に魅力を感じながら良好な住環境とコミュニティを求める方々に向けた165戸の賃貸住宅です。様々な共用施設を設け、住人間の交流が生まれ街を楽しむ輪が広がることを目指しています。
H¹O日本橋小舟町
「H¹O」は、少人数で働く方や分散オフィスのニーズに対応したサービス付フレキシブルオフィスビルです。リモートワークの急速な普及に伴い、在宅勤務+サテライトオフィスの両立を前提に新しいオフィスの在り方を「ヒューマンファースト」の視点でデザイン。IoT技術を活用したイノベーション創出、働く方へ心身の健康や幸せに過ごせるWell-beingな環境の提供など、社会に変革をもたらし得るオフィス・アズ・ア・サービスを追求しました。 さらにH¹O日本橋小舟町は、エコロジー視点で描く「パッシブ・エコ・ビルディング」の採用、CASBEEウエルネス評価Aランク・DBJ GREEN Buiiding 認証・BELS認証の取得等、環境配慮・安全性・快適性等の取り組みも積極的に推進しています。
Hi-NODE TOKYO HiNODE PiER
本計画は「芝浦一丁目プロジェクト※」の関連事業として、日の出エリアにおける賑わい創出と東京港の舟運活性化を目的に取り組んでいる。東京都港湾局が保有する日の出ふ頭の港湾局用地を一部借用し、船客待合所及び飲食店舗、更にイベント等も開催される街に開いた芝生広場と緑地を整備した。※「『芝浦一丁目プロジェクト』10月1日に着工」
床快full(ゆかいふる)
みんなが健康で笑顔になる暮らしの住まいを提供したい。そこで、マンション特有の二重床と気密性・断熱性の向上に着目。二重床を経由して空気を循環させる事で、床から心地よい空気で、住戸全体がいつでもどこでも快適になる事を考えた。床壁天井の輻射効果は健康で心地よい。空調システムをシンプルにする事で操作性と汎用性を高めている。
プラウド上原フォレスト
日本初ハイブリッド型リノベーションとして、築35年の集合住宅の内装・設備改修と、容積緩和を活用し増築を伴った既存ストック再生計画。重厚な意匠や素材、成熟した緑を最大限保存しながら、展開可能な開発技術によって耐震性・住環境を向上し建物価値の向上を図った。持続可能なストック社会に向け、既存住宅の新たな活用方法を実現した。
プラウドシティ東雲キャナルマークス
近年、住まいの開発が著しい江東区東雲・豊洲エリアに建つ集合住宅。都心近郊のタワーマンションが林立する湾岸エリアにて、都心でありながらも、豊かで・安心できる生活を享受できる住まいを再考した結果、自然を内包させ、接地性を重視した敷地利用・建物計画とし、永く住み続けるに値する生活空間・地域への価値の創出を目指した。
プラウド港北センター北
横浜市港北区センター北に建つ分譲マンションのファサードデザインに対する提案。断面形の異なる複数のルーバーで構成される可動格子は、通気性を確保し、日射遮蔽・視線交錯の低減を居住者の意思に沿って行う事を実現。 都市部の居住環境向上をはかり、整然とした街並みに馴染む端正さの中に動的な”ゆらぎ”と”変化”与えるデザインとした。
プラウドシティ仙台上杉山通
仙台「杜の都」緑の名所100選に名を連ねる愛宕上杉通に面した全209邸の大規模集合住宅。本敷地は、東北大学農学部雨宮キャンパスがあった場所であり、商業施設・病院との一体複合開発の一角に建つ。かつてここに多くの人が学んだ学舎としての地歴を踏まえ、マンションの内外に「学び」をテーマにした施策を実施した計画である。
コトノマ
京王線府中駅徒歩12分、公園に近接した22戸の戸建街区の計画。街路と住宅の中間領域の作り方に着目し、さまざまな「コト」が生まれるように住宅と一体の半屋外空間「コトノマ」を設けている。生活の一部が街路に表出することで、地域住民とのコミュニケーションや防犯の役割を持つ、開放的な日本家屋の縁側・土間のような機能を果たしている。
アトラクティブ30
新築入居時からの経年とともに価値が向上するマンションを提供していきたい。そこで、長期修繕計画に着目。居住者への修繕負担軽減による「安心」と、リニューアルによる「満足」を両立させるため、デベロッパーの企画設計ノウハウと管理会社の維持管理ノウハウを融合し、高耐久の仕様とリニューアルによる価値向上を組み合わせた仕組みを考案。
一般社団法人幕張ベイパークエリアマネジメント(B-Pam)
街での生活価値を高める為に賑わいのある街を目指す幕張ベイパーク。継続的な街の価値向上の為、住民や店舗が主体となって取り組む「街そだて」の仕組みとして(一社)幕張ベイパークエリアマネジメント(B-Pam)を設立。ゼロから始める街づくりであることを活かした組織設計と事前活動により、街びらき後1年で既に活動が活性化している。
共創プログラム:まちおに
開発によって新設される⼩学校が地域のHUBとなり、⼩学校を起点にコミュニティがつながり拡がることになればと、周辺⼩学校を対象に共創プログラム「まちおに」を設計。参加者みんなが⼀緒に楽しめ対等に活躍できる(マッチする)ルールを⾃分たちで⼯夫し考えながら、まちのオリジナル⻤ごっこを共創し、学区を超えたコミュニティで共有する。
こどもみらいプロジェクト
共働き世帯を取り巻く教育環境をサポート、女性の社会進出が増えている現状において、忙しい生活の中で子どものために教育環境を提供する「時間」を捻出するため、新しい子供会の形。
プラウドシティ武蔵野三鷹
「三鷹」駅徒歩10分、武蔵野市に建つ地上7階、334邸、公開空地に包まれる多棟配棟の分譲マンション。街区の中心の自主管理公園を、人々の動線と空間が隣接街区の公園と連続する形で配置し、居住者が緑を享受できる共用棟を沿わせた。共用棟の前面は噴水やテラスを設え外部に公開し、居住者と街の接点として広がる空間を創出した。
プラウド市谷砂土原町
東京都新宿区市谷砂土原町に建つ集合住宅。この地は古くは武家屋敷が集中し、伝統(歴史)のある住宅地。一方、伝統(歴史)が生む重厚感のある建物が、閉塞的な街並みを形成している。本物件はこの閉塞的な街並みにおいて、伝統(歴史)の継承と洗練された開放的なデザインで、現風景を継承しつつ明るく開放された新しい街並み形成を目指した。
プラウド湘南藤沢テラス
ライフスタイルが多様化する昨今、分譲マンションの間取りは一定層のニーズに偏った傾向にあり、未だ3LDK対面キッチンプランが主流である。本物件ではキッチンを自由にレイアウトできるサイホン排水工法を用い、住まい手が自由に間取りを選べるよう計画。結果、背面キッチンプランのような「緩やかに繋がるLDK」へのニーズを発掘できた。
プラウド苦楽園
西宮市奥畑、ニテコ池の湖畔に建つ65戸の集合住宅。ニテコ池の湖畔は昭和初期以来、名士達が暮らし、趣を大切に育むことで美景が形成されてきた。その湖畔に残る最後の雑木林を宅地開発するにあたり、ストックとしての既存樹木を保全しながら新たな”杜”を敷地内に創造することで、未来に向けた景観と自然と繋がる住環境を同時に創り出した。
プラウドシティ伊丹
阪急伊丹駅徒歩9分、公務員宿舎跡地に計画した447戸の集合住宅。旧態依然とした集合住宅の共用空間に対し、構造から仕上げまで木質とした別棟の共用棟(ガーデンテラス)を敷地中央に計画した。木材のCO2固定化を図るだけでなく、天然素材への愛着が新たな暮らし心地を生み、全世代が集う「コミュニティが育まれる共用空間」を目指した。
プラウドフラット戸越公園
本計画は大井町線戸越公園駅徒歩2分の全99戸の5階建賃貸集合住宅です。本敷地には長年スーパーマーケットが立地していたこともあり、個人商店が点在する緩やかな商店街が形成されており、この商店街との親和性のある集合住宅とするため、1階には品川区の子供施設を誘致し、住宅のエントランスラウンジも通りに開く構成としています。
『OSEKKAI(おせっかい)』プロジェクト~マンションはもっと暮らしを楽しくできる~
マンションの日常を振り返ってみた。数々のシーンの中、共用部のトイレやゴミ置場等は機能が優先で少々殺風景な空間だ。「住まい作りは暮らしをデザインする事でもある」と云われます。ちょっとおせっかい(気遣い)したデザインは自然と笑顔や会話が生まれ、そんな日常を創造し+αのOSEKKAIアイデアで人の心を動かす共用部を実現した。
エリアコミュニティ WAKU WAKU
稲城市上平尾土地区画整理地(事業面積25.1ha)内におけるプラウドシーズン栗平(総戸数250戸)の大規模戸建分譲地での、新たなエリアコミュニティーのあり方を考えた試みである。大規模な戸建の街づくりにおけるコミュニティが活性化し自走していく為に、自治会(住民)と周辺地域組織との連携をサポートする仕組みをデザインした。
まちをみるめ
小学3〜6年生が対象の社会科や総合学習の時間を想定した出張授業プログラム。授業時間は90分(2 コマ)を想定。座学での概念理解から実践的なフィールドワークでの学校観察、班ごとにわかれての発見の共有、宿題としての街観察など学びの設計を行う。ツールとしては、紙芝居、フィールドワーク 用のカード、宿題セットなどを制作。どんな場所でも、誰が先生をしても、子供たちが楽しめる授業ができるようデザインした。
80代からのカラダ改善ーオウカス・ウェルネスプログラムー
80代から増えるフレイル(心身の脆弱化)により、介護に陥るリスクは上昇する。社会保障費抑制の鍵は自立高齢者の健康維持だが、シニアの健康診断や運動の場は少ない。自立型高齢者向け住宅「オウカス」では、独自の運動プログラムをフィットネスクラブと開発・実践。入居者の健康状態を継続的に数値化し、「介護度ゼロ」の仕組みをデザイン。
メガロスルフレ
働く女性の活躍が期待されている中、管理職となるピーク年齢の35~50歳頃は同じく 女性のワークライフバランス・女性ホルモンバランスやメンタルケアに急速な変化が生まれている。 生理周期、更年期等のホルモン変化カウンセリングを中心に必要な栄養と運動を提案。 自律神経のバランスを整え、身体づくりをサポート。
幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス
住宅・コミュニティ拠点・コワーキングスペース・保育所・学童・サービス付き高齢者住宅等の大規模複合開発。多様化するライフスタイルに応えるため、「ミクストユース発想による賑わい溢れる街づくり」をコンセプトに人々の交流を促進する街区デザイン、各ライフステージに即したテナント構成をすることで都心にはない新たな生活価値を創出。 ※当社、三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、伊藤忠都市開発株式会社、東方地所株式会社、株式会社富士見地所、袖ヶ浦興業株式会社の共同受賞
仮設HUB拠点-まちへの新しい挨拶の形-
既存住宅地域におけるデベロッパーによる住宅開発は、地域に新住民を受入れ、街を更新していく手法として有効である反面、地域への登場の仕方が数年に渡る工事期間の仮囲いとなります。その間のデザインとして、地域住民に対し、新しくできる場所をまちの価値として受入れてもらい、一緒に楽しみ、成長していくことができるよう、開発用地の一部を地域にひらくデザインを考案。ハードは既存土地にある樹木等を活かし、場所の使い方を高めるよう、持ち運びできるサイズの什器、備品をデザイン(一人〜数十人の使用に対応)。ソフトは、アウトドアや運動、食、写真など幾つかのレシピを地域の大学・企業・コミュニティを巻き込み開発し定着を図りました。
プラウド駒込トレサージュ
「駒込」駅徒歩8分、東京都北区中里三丁目に建つ地上9階建、全105邸のL字型配棟の分譲マンション。本物件は、駒込らしくありながら地域と調和するマンションを目指しました。そのためには、居住者が家に住むこと以上に、この街に住んでいるという愛着を持てることが大切だと考えました。そこで、駒込の街並を形成する地域の文化的な特徴に着目。地域で愛される庭園や、緑、建築など、駒込の持つ文化的な特徴をデザイン要素として取入れ、ヒューマンスケールで継承する手法を取り本物件のデザインとして昇華。地域の持つ文化的特徴を継承し、連続性を持たせることで、街の風景と自然に溶け込むことの大切さを表現しました。
プラウドタワー木場公園
約24㏊の木場公園の西側に位置する204戸の集合住宅。近接の親水公園は水と緑が潤う住環境であり、消防署、警察署や東京都現代美術館の文化施設等も享受できます。この2つの公園に囲まれた自然環境から、敷地の西側に地域へ有効的に開く空地(全敷地の約5割)を確保し、27階建のタワー形状としました。南側に東西約70mの貫通通路は木場公園と親水公園をつなぎました。北側は立体的な楽しさを生み出すオープン階段を5か所設置して親水公園と一体利用を可能とし、新たな街の動線と緑の住環境を生み出し、民と官の境界を緩やかにつないでいます。また建物内に地域住民と居住者が集うオープンスペースを整備し、屋上は街全体を見渡し安全確認のための物見櫓を消防署へ開放。これまでのタワーマンションは街に対しランドマークとして存在価値を高めていましたが、そうした在り方とは別の新しい価値として地域のコミュニティ創出と街を“ミマモル一助”となることを目指しました。
プラウド新宿中落合
新宿区中落合に建つ55戸の分譲集合住宅。第一種低層住居専用地域、南面ヒルトップ最前列という希少性の高いこの地の特性を生かし、都心の住宅では適いにくい邸宅としての心地よさや安心感を得られる住宅を目指しました。全戸南・南東向き、平均専有面積80㎡超の設定とし、玄関前のオープンポーチを吹き抜け脇に奥行き約2mで計画。設計の中で風の流れのシミュレーションも行い、空間の広さだけではなく自然光や風を感じることのできる、ゆとりある生活を提案しました。また、低層住宅が並ぶ閑静な住宅地の中で、隣地とのプライバシーを守りながらも街に与える圧迫感を低減する環境配慮型のファサードデザインを目指しました。
ZUTTOCITYープラウドシティ塚口
JR塚口駅(尼崎市)前、大正10年創業の製菓工場跡地(約8.5ha)において再開発を実施。ロータリーを駅前に新設し駅ビル、商業施設も誘致し、そこへ1271戸のマンション・戸建を開発。駅前でありながら全体の25%を緑地化し、公園を設け、利便性と緑豊かな暮らしの両立を実現。駅前は「工場」から、緑豊かな「街」へと転生しました。 マンション住人も戸建住人も利用可能な共用部を設け、住人のコミュニティ形成を促進。さらに商業施設も参加する「街づくり協議会」の立ち上げにより、地域一体で「街づくり」が可能に。地域通貨とエネルギーマネージメントを連携した全国初の取り組みも実施。「ずっと暮らしたくなる街」を具現化しました。
テラッセ納屋橋 (プラウドタワー名古屋栄)
名古屋市による再開発基本計画策定後、約30年もの年月を経て完成した、名古屋駅と栄の中間に位置する都市型複合再開発事業。誰もが安心して住まい、働き、憩うことのできるコンパクトシティ“暮らす都心”を実現しました。人々に愛着を持っていただけるよう、歴史ある納屋橋周辺の景観を継承したデザインを施し、立体的な賑わいを創出するため、堀川の水辺に面した歩行空間、その上の屋外ステージ、施設同士を繋ぐ半屋外貫通通路により四季を通じて快適に過ごせる場所を実現。完成後も人々、地域の架け橋として、エリアマネジメントオフィスを中心とした定期的なまちづくり会議を行い、多世代で楽しめる様々なイベントを実施しています。
プラウド白金台
敷地は、白金台の閑静な住宅街にあり、南には国立科学博物館附属自然教育園の広大な緑が隣接します。住宅としてのプライバシーを確保しつつ、街に開いた白金台らしい柔らかで透明感のあるファサードを創造するために、ガラススクリーン、石等の素材のレイヤ―に緑のレイヤーを重ねることで、中間領域としての重層的なファサードを形成しました。各住戸へのアプローチとして、エレベーターとコアをセットで設けることで、エレベーターの扉が開くとそこからプライベートな空間となることを実現し、裏動線としてコアを用いるという新たな都市型住宅の形成を提案しました。
蘆花公園 ザ・レジデンス
このエリア固有の「ガーデンシティ」誕生のための、「地域をつなぐ」デザインを目指し、公共の旧水路を挟んだ二つの敷地を、沿道全域で公共緑道の整備も含めた一体開発としました。
その結果、敷地内外をつなぐボーダレスな沿道景観をつくりだしています。自らの敷地をこえて、理想的な「ガーデンシティ」を形成する要の存在となることを目指した計画です。
ザ・マスターズガーデン横濱上大岡
人と自然が呼応する住環境の創造をテーマとし、寮跡地を99戸の集合住宅として再生する計画。開発技術を積極的に採用し「次世代型集合住宅のプロトタイプ」をデザインしました。卓越風を住環境に取り込む風道を設けた住棟配置を行い、空地には2400㎡超の大庭を設え、廊下は中庭と雁行するアルコーブを織り交ぜコミュニティ形成を誘発する構成に。また、住空間の価値向上のため、天井下がりを極小とする構造や、インターホンを通じた独自の外部環境活用システムなどを適応し、パッシブ・SI住宅をアクティブに活用するデザインとしました。
自由に水回りをレイアウトできる住宅[ミライフル]
近年のリノベーション市場や、当社が取り組んでいるオーダーメイドマンションでは、水回りにおいては特に「キッチンを自由に動かしたい」というニーズが数多く聞かれます。「ミライフル」は、ブリヂストン、長谷工コーポレーションと共同開発したサイホン排水システムを導入することでキッチンを自由に配置することを可能にし、多様なニーズに応える住居空間を実現しました。理想の間取りを叶えるために生まれた、従来の発想にとらわれないキッチンレイアウトやLDKがもたらすライフスタイルの豊かさ実感できる住宅です。
住民と成長するライブラリーシステム[プラウドシティ大田六郷]
居住者と共に「成長するライブラリー」を新築分譲マンションでのコミュニケーションを誘発するコンテンツとして導入。定期的に入替える本をブックオフが買取、その費用で新たな本を購入するというサスティナブルなシステムを構築しました。さらに貸出履歴やリクエストにより選書されるインタラクティブな仕組を持ち、蔵書には中古書籍を約2/3組み合わせることで、予算を有効活用し社会的なリユースを促進。「プラウドシティ大田六郷」では公共の地域図書館とほぼ同規模となる7,000冊を住民が共有するライブラリーが実現しました。活字離れが進む中、かつて親から子へと受け継がれた本棚から、新しいシェアの形として住民同士で受け継ぐ本棚を目指しました。
照明計画ガイドライン[野村不動産×コイズミ照明「街並み照明計画」の取り組み]
当社が掲げる「永く愛される街づくり」という開発テーマに基づき、昼間目に写る街並みの姿だけでなく、夜も美しく安心・安 全が両立した街を創造するべく、新しいガイドラインを制作しました。戸建の街では建物と外構は分けてデザインされ、個人所有で一戸一戸で完結した照明計画となっており、街路灯や門灯など必要最低限の照明計画が一般的でした。そんな中、当プロジェクトでは街全体で考える照明設計プロセス、光のディテール検証、自動点灯制御の導入等により、美しさと安心安全が両立し、住民が共感・維持しやすい夜の景観を実現しました。
集合住宅[プラウド千代田淡路町]
多様なライフスタイルを送る単身・ディンクス・シニア等幅広い世帯に対し、標準プランを設定せず、14,112通りに及ぶ専有部の無償セレクトから、暮らし方に合わせた住まいを選ぶことを提案しました。また、1階の日常動線上と最上階の非日常スペースのそれぞれに配置した2つのラウンジは予約をすれば各世帯の二つ目のリビングであり、フリー利用の際には、本やコーヒーをきっかけとした趣味について語らい、緩やかなつながりを生む場として活用されることを想定。これは子供を通して自然とつながっていた地域コミュティに変わるつながりの形であり、従来のコンパクトマンションにないこの緩やかなつながりは地域のサスティナビリティにつながると考えます。
集合住宅[プラウドシティ加賀学園通り]
板橋区加賀1丁目に建つ363戸の分譲集合住宅「プラウドシティ加賀学園通り」。加賀という地名は加賀藩前田家の下屋敷があったことに由来します。地域に慕われた屋敷跡地にふさわしい集合住宅とは居住者が愛着を感じられる家であることは当然の事ながら、地域住民に愛される事も重要であると考え、居住者・地域住民どちらも触れ合う空間である敷地の「境界」に着目、居住者のセキュリティを確保しつつ、地域に対して物理的にも視覚的にも開かれるデザインとしました。居住者と地域住民の両者の視点でデザインを行うことで、「境界」に二面性を持たせ、これまでの集合住宅に求められていた「境界」が担う役割を越えることを目指しました。
集合住宅[プラウドシティ阿佐ヶ谷]
1958年竣工の老朽化した分譲団地「阿佐ヶ谷住宅」(350戸・52棟)を住民提案型の地区計画を用い、全員同意の等価交換建替事業により、新たなる街「プラウドシティ阿佐ヶ谷(575戸・17棟)」としてエリア一体開発の建替えを実施しました。当プロジェクトにおいては、「阿佐ヶ谷住宅」で大切にされた「空の広がり」、「地域に開かれた広場」、「通り抜け通路」を継承し、昨今のセキュリティ重視の閉鎖的ゲーテッドマンションからの脱却を図り、地域とのコミュニティを重視した開かれた街づくりを具現化しています。また、善福寺川緑地と連携した緑のネットワークを形成することを目論み、武蔵野の森を再生し、緑豊かな住環境の創出も図りました。
集合住宅[BAYZ TOWER & GARDEN]
官民一体による街づくりが進む新豊洲エリアで、永続的に暮らせる住まいを計画しました。地震に対する安全性と、住戸の開放性向上・軽快なファサードを両立するため、日本初の免制震複合システムを採用しています。街の財産となる風景を創るため、隣接の「BAYZ TOWER & GARDEN」と連続する開放的なランドスケープデザインを実現。建物内の共用施設も隣接街区と共有し、1階のキッズガーデンは災害時に防災拠点としての機能を付加。相互の住民が参加するイベントの継続的な実施を通じて、世代を超えたコミュニティが持続する街を目指したタワーマンションです。
集合住宅[プラウドフラット中落合]
西武新宿線下落合駅と中井駅間の商店街に位置する37戸の賃貸共同住宅。下町的要素を持つ準工業地域と新興マンションの 多い住居系地域の混在するエリアに位置します。法令等の制約の中で事業性を確保しながら、近隣への配慮や圧迫感の軽減、 場への思慮など細やかな建築的配慮を行い、居住者の豊かさや快適性を感じられる専有、共用空間として、「人」「場」「街」 に受け入られることを意図した賃貸住宅を実現しました。
集合住宅 [桜上水ガーデンズ]
1965年に竣工した「桜上水団地」(404戸・17棟)を8棟878戸に建替えた「桜上水ガーデンズ」。約30年前から住民主導による建替え検討が進められ、住民が住み続けたいと考える建替え計画を基本方針として定めました。約50年経過して創り上げた団地の住環境を継承するため、団地の複数の広場や約180本の樹木等を大切に残すと共に、さらに360本以上の高木を新植。緑豊かな住環境を守っていくことで、住民が行ってきたコミュニティ活動の継続も可能とし、新旧住民の活発な交流を育んでいます。また地域課題であった防災性の向上と住民が利用可能な集会所を設けるなど、地域を含めた価値が向上し、持続できる住まいを目指しました。
住まいの取扱説明書 [イゴコチBOOK]
【「GOOD DESIGN AWARD 2016 BEST100」を受賞】 1222世帯が暮らす複合再開発「富久クロス」は、10万の声を集めることで、作り手と住まい手が一緒に住宅デザインを行い「1000のイゴコチ」として共用部に反映しました。ただその共用部が実際に活用される為には、マンションを大切にするセルフマネジメント意識の醸成が不可欠であり、共用部に愛着を持って利用されることがまずは必要となると考えました。共用部を「専有部のように」利用頂けるよう、住まいの取扱説明書「イゴコチBOOK」を入居前に作成・お渡しすることで、入居直後から愛着による自主的な管理意識が高まり、結果的に作り手・住まい手双方の愛着が総和した「ホリスティックマネジメント」の意識が芽生え、日々深化しています。
集合住宅 [野村不動産×サントリー共同開発「エコハグ」~プラウド町田 環境教育住宅~]
野村不動産とサントリーグループが、環境教育住宅「エコハグ」を共同開発しました。 新素材パフカルを使用した壁面緑化「花のかべ」、子どもたちが自然環境保全の意義を学ぶ「水のワークショップ」、災害時の飲料水を確保する「緊急時飲料提供自動販売機」を組み合わせ、環境教育住宅としてプラウド町田に初導入しました。 エコロジーの本質は、その意義を「学ぶ」ことにあると我々は考えます。単に壁面緑化を設けるだけではなく、未来を担う子どもたちと共に、何故それが必要なのかを学ぶ環境教育の機会を提供します。
自然と共生し、守る大切さを学び、その恵みに感謝する。「エコハグ」は、人と自然のサスティナビリティをデザインしました。
集合住宅[プラウド美しが丘]
中日本高速道路(株)が行なう社宅跡地マンション分譲事業における共同事業者選定プロポーザルにおいて、野村不動産の提案が採択されました。 経済合理性から、通常は西向き住戸が多くなりがちな、南北に長い敷地形状。敢えて中央に中庭を抱くコの字型配棟とし、96%の住戸を南向きとするなど、住まいとしての快適性を実現しました。中層集合住宅が並ぶ環境の中で互いのプライバシーを守りつつ、圧迫感を感じさせない環境配慮型デザイン。駐車場の地下化によって生まれた中庭の開放空間を、隣接する共同住宅と共有する平面計画。それらの工夫と新しさが評価されました。
集合住宅 ~「団地」から「まち」へ~ [ヒルコートテラス横浜汐見台]
「丘に住むこと」その意味を考え続けながら取り組んできた計画。かつて栄えた工業都市のベッドタウン約14,000人が生活する汐見台団地内における、築40年以上の老朽化した団地を建て替え「まち」として再生する、7敷地416戸の集合住宅です。敷地はヒルトップに位置し、約3.9haの広大な敷地は2本の貫通通路を内包しています。建物は性質上十分な日当りと風通しを確保するとともに、斜面・既存樹を生かしながら、14棟に分けて配置しました。この配置は住戸内部の環境の良さだけではなく、周辺住民が利用可能なテラスやそれらを繋ぐ遊歩道の計画を可能とし、「まち」としての様々な可能性を広げています。
住まいづくり支援プログラム [バリアフリー アンド クオリティ オブ ライフ ガイドブック(高齢者・障がい者のための住まいづくりガイドブック)]
2000年から野村不動産は新築マンション専有部をカスタマイズして提供する「オーダーメイドマンション」に取組んでいます。住まい手が高齢者、障がい者の場合、個別設計の必要性は高く、住まい手と作り手との深い相互理解が必須だと考えます。そこで、高齢者等の住まい手が、作り手と協働してカスタマイズ設計を行うためのガイドブックを開発しました。過去の事例解析を元に高齢者、障がい者等に資する住戸の空間構成のセオリーと設計の要点を提案し、住まい手と作り手が相互的に設計を進めるためのコミュニケーションツールを作成しました。本ガイドブックは、“バリアフリー”と“生活の質の向上”を同時に実現する住戸設計の指針として一般にも公開しています。
自治会 [森のシティ自治会~住民によるサスティナブルなコミュニティ育成のためのプラットフォーム~]
総開発面積17haの複合再開発、森のシティ内の住民と企業が、住みよい街を目指して話し合うことを目的として「森のシティ街づくり協議会」が設立されました。住民の発意により、2015年度に船橋市の自治会として登録、「森のシティ自治会」となりました。 対象となる住民は戸建42戸、マンション1497戸。マンション住民の約9割が加入。 事業主である野村不動産と三菱商事は事務局の運営を3年間サポートします。
集合住宅 [東京湾岸エリアの次世代の理想の住まいを目指し、画期的な「街区一体デザイン」に取り組んだトライスター型免制震マンション「スカイズ タワー&ガーデン」]
オープンディスカッションによる住宅企画 [Tokyoイゴコチ論争]
より豊かでイゴコチの良い暮らしを実現する住宅づくりを目指し、総戸数1229戸の再開発プロジェクトであった「Tomihisa Cross」の一度完成したプランをベースに、より住まい手の視点に立って議論するため、WEB上に企画会議室「Tokyoイゴコチ論争」を設置。誰でも参加できるオープンな環境で様々なアイデアを収集・議論する作業をプラスすることで、事業者主体の従来の方法と異なる、新しい住宅の作り方をデザインした。4万人の参加者と10万の声を基に、住宅に新しいアイデアを採り入れ、より有効に使いこなすことのできる「1,000のイゴコチ」アイデアをまとめ、プランを磨き上げることができた。
集合住宅(定期借地権付き分譲マンション) [プラウド南麻布(在日フランス大使館建替え事業)]
日仏交流150周年を記念した在日フランス大使館建替事業において、最終章に位置づけられる集合住宅である。仏大使館・町会館建替を含む一連の計画は、都心に位置する敷地内に、江戸時代から残されてきた希少価値の高い約1haの既存森を、財産としてどのように守り、残すかをテーマとしており、「既存の森を最大限残す」思想に基づき、建替計画・建物配棟・建物形状に至るすべての計画を組み立てている。 一連の建物の外観において、共通の素材・モチーフを使いながら、一体感のある新しい街区を創出している。
「森のオフィス」とした新大使館を継承し、「森と共生するすまい」とした五感で森を感じる集合住宅を実現させている。
セキュリティの意義を見つめ直す集合住宅 [プラウド綱島上町 『強固なセキュリティ』よりも大切な『幸せな空気感』]
<分譲マンションの『定石』を、見つめ直すことで得られた『新たな価値』> 日本の分譲マンション市場では『安心・安全、強固なセキュリティ』という絶対的セールストークとともに敷地外周沿いを、城壁の様な高いフェンスで囲い最新の機械警備を施した過剰なまでに閉鎖的な住まいが量産されている。本件では分譲マンションの『定石』であるこの<セキュリティライン>という概念を再考し、敷地中央の中庭を地域の人々が集える空間とする一方、周辺エリア(土手や公園)も、この開放された中庭に連続する空間として、入居者が積極的に利用可能なものとし、結果として入居者に『強固なセキュリティ』に代わる『新たな価値』を提供した。
コミュニティ形成支援 [フォレストシティビックバンド 音楽を通じて行う街づくり]
「森のシティ」は事業主である三菱商事および野村不動産により居住者の“みらいのふるさと”を育むことをコンセプトとして複合再開発された千葉県・新船橋駅前の約1500世帯・4500人の街である。日々の文化的な活動を積み重ねにより「その街らしさ」を住民自らが育むことを意図し、街づくりの取り組みの一環として音楽を導入した。ビックバンドの運営支援は「オトマチプロジェクト」の実績が多彩なヤマハが行った。 平成25年5月に音楽活動をスタート。当初の参加メンバーは小学6年生から60代まで幅広く集まり、音楽が好きという思いで繋がっている。純粋に音楽を楽しむことを通じて、街の文化として根付く活動を行っている。
家具転倒防止器具 [スーパータックフィットMNT]
「住宅内での安全確保に資することが、住まいの提供者としての責務である」と考えた住宅デベロッパー3社が、一般家庭における普及を目的として、家具転倒防止器具を共同開発。技術メーカーの協力の下、固定が容易な粘着ゲル、長さ調節が可能な耐震バンドを採用し、様々な「人・場所・家具」に対応可能で、誰にでも取り付け易い商品を開発した。開発過程では実際の地震波を再現した振動実験を、大学の協力を得て約100回に亘り行い、住宅での実用性を高めるための検証を実施した。なお、地震波については、第三者評価機関の協力を得て選定した。導入にあたっては、新築マンション購入者への配布等、各社の顧客接点を活用した普及を図っている。
集合住宅 [【マンション業界初】全物件への「30年間原則一定の修繕積立金制度」の採用をはじめ、「入居後に生活を圧迫するランニングコスト」への不安解消施策を導入した新マンションブランド「オハナ」の仕組み。]
一定の築年数を超えると生じる不具合を計画的に修繕し、快適な住まいを保つために利用される「修繕積立金」。これまで、殆どのマンションの修繕積立金が築年数に応じて上げられる仕組みになっていた。結果、多くの消費者が「マンションを購入すると、今まで教育費やレジャーに使えていたお金も全て、ローン返済を含めた住宅関連費につぎ込むことになる」という、将来への大きな不安を抱きがちであった。そんな不安解消をめざし、業界で初めて全物件に「修繕積立金の30年間原則一定」や管理費や光熱費などの「月々のランニングコスト」を抑える仕組みを構築。新マンションブランド「オハナ」は、2011年より販売を開始した。
子供たちに故郷をつくる住宅ソリューション [かやぶきの里プロジェクト]
本プロジェクトは野村不動産、筑波山麓グリーン・ツーリズム推進協議会、地元NPO法人、つくば市、筑波大学により、都市と農村のサスティナブルな相互扶助関係をつくる産民官学共同プロジェクトです。都会暮らしで故郷を持たない子どもたちと、過疎化や少子高齢化で荒廃が進む農村を繋げ、日本が抱える社会課題を解くモデルケースを目指します。住宅ソリューションとして、分譲住宅入居者を筑波山麓へ招き、豊かな自然の中で田植えや稲刈りなど里山体験イベントを実施します。また都市農村交流の拠点と里山文化継承の象徴として、築150年の古民家を住宅入居者、野村不動産社員、地元住民などとセルフビルドで移築再生しました。
公共施設の整備をともなった集合[プラウドシティ浦和 2万4千本の緑がうるおう次世代につなぐ街]
総開発面積約2.2haの敷地に、6棟の集合住宅、2棟のコミュニティ施設、2つの公園と3つの広場からなる、幅員11mの並木道を中心とした街並みの開発。敷地を南北に縦断する道路は、周辺地域から長らく課題とされていたインフラ整備を解決するとともに、地域に開かれた街を形成している。約2万4千本の樹木が緑豊かな子育て環境をつくり、周辺地域へコミュニティの輪を広げる。建物は、風の通り道や、陽の降り注ぐ暖かい広場、居住者と地域の人が自然に集まりやすい環境に配慮した配置としている。多世代の家族が、個性を活かしながらライフスタイルを築き、それが街並みの創造や、地域コミュニティの成熟へとつながる。
集合住宅 [プラウド経堂コートテラス]
世田谷区経堂・赤堤は昭和7年から区画整理された良好な住宅街。この街の、緑の庭や生垣に囲まれた質実な生活空間・文化は日本の住宅固有の社会的価値と言ってよい。だが近年日本の住宅地は高密化が進み、緑が粗末に扱われ、緑や四季と共にあった生活空間や文化はひどく損なわれてしまった。一種低層33戸の小規模分譲住宅で、こうした社会的価値を再興するために「緑と融合した生活空間・生活文化」「地域の景観に参加する庭園」を周辺住民と共有することで地域評価の向上を実現することに努めた。住み手の生活の楽しみ、資産価値を高めることは敷地内計画に留まるものではない。
サスティナブルコミュニティ
[プラウド船橋(みらSATO~未来のふるさとを創ろうプロジェクト)]
本プロジェクトは、空間やエネルギーをシェアし賢く使うため多彩な環境技術や情報通信技術により先進の低炭素型都市基盤を構築すると共に、風の流れや緑と太陽との関係といった快適な住まいのための古くからの住宅の知恵や工夫を取り入れ、また、街への愛着や誇りといったシビックプライドの醸成・共有を図りながらコミュニティの組成・育成を支援し、地域や街との関わりの深い活動を促す事で、地域に開かれながら継続的に街が活性化し暮らしの営みが育まれる、人と自然と技術のつながりにおいて環境負荷を軽減し、人と人とがつながり助け合いながら進化・優化していく、「未来のふるさと」を目指したプロジェクトである。
グリーンカーテン育成支援 [
「森のシティグリーンカーテンプロジェクト」街ぐるみで行うグリーンカーテン育成支援プロジェクト]
千葉県船橋市の「ふなばし森のシティ」における分譲マンションの事業主である野村不動産と三菱商事による主にマンション住民を対象としたグリーンカーテン育成支援プロジェクト。従来マンションではグリーンカーテンの育成が困難だったが、「プラウド船橋」では全戸に育成のための設備をバルコニーに装備した。また住民向けの教室を開催し、プラウド船橋ⅠⅡ街区(総戸数573戸)のうち272世帯が参加、グリーンカーテンを育て始めた。また地域の保育園や商業施設、老人会も参加するなど、緑豊かな街を住民自身の手で作り上げ、グリーンカーテンを通じてコミュニティが育まれる取組を行う。
非常電源システム
[サイクルシェアリング用電動自転車のバッテリーを活用したモバイル非常用電源]
シェアリング用電動自転車バッテリーを停電時のモバイル非常用電源として活用するシステム。これまでも集合住向けサービスとして非常電源コンセントを導入することはあったが、シェアリング用電動自転車のバッテリーをモバイル非常用電源として利用するシステムは日本初。平時は太陽光発電による電気を蓄電池組込式宅配ローカーに供給しシェアリング用電動自転車のバッテリーに充電し環境負荷を低減、停電時は電動自転車のバッテリーを太陽光発電を利用した繰り返し使用可能なモバイル電源とし、集会室等の共用部での利用の他、各住戸における携帯電話等情報端末の充電やタンクレストイレや簡易な生活家電の使用が可能となる。
子供たちに故郷をつくる住宅ソリューション [かやぶきの里プロジェクト]
本プロジェクトは野村不動産、筑波山麓グリーン・ツーリズム推進協議会、地元NPO法人、つくば市、筑波大学により、都市と農村のサスティナブルな相互扶助関係をつくる産民官学共同プロジェクトです。都会暮らしで故郷を持たない子どもたちと、過疎化や少子高齢化で荒廃が進む農村を繋げ、日本が抱える社会課題を解くモデルケースを目指します。住宅ソリューションとして、分譲住宅入居者を筑波山麓へ招き、豊かな自然の中で田植えや稲刈りなど里山体験イベントを実施します。また都市農村交流の拠点と里山文化継承の象徴として、築150年の古民家を住宅入居者、野村不動産社員、地元住民などとセルフビルドで移築再生しました。
都市と農村を繋ぐ産民官学共同プロジェクト [かやぶきの里プロジェクト]
本プロジェクトは野村不動産、筑波山麓グリーン・ツーリズム推進協議会、地元NPO法人、つくば市、筑波大学により、都市と農村のサスティナブルな相互扶助関係をつくる産民官学共同プロジェクトです。都会暮らしで故郷を持たない子どもたちと、過疎化や少子高齢化で荒廃が進む農村を繋げ、日本が抱える社会課題を解くモデルケースを目指します。住宅ソリューションとして、分譲住宅入居者を筑波山麓へ招き、豊かな自然の中で田植えや稲刈りなど里山体験イベントを実施します。また都市農村交流の拠点と里山文化継承の象徴として、築150年の古民家を住宅入居者、野村不動産社員、地元住民などとセルフビルドで移築再生しました。
集合住宅と戸建街区を含む複合開発 [プラウドシティ稲毛海岸 レジデンス街区+シーズン街区 (サスティナブルなコミュニティを育むための基盤を持った街)]
総開発面積7.7ha、分譲マンション555戸、戸建分譲265戸、商業施設、集会施設からなる複合開発。色あせない持続可能な街を実現するため、世代を超えたコミュニティ形成の仕組みを構築。集会施設をマンション、戸建の両方の居住者が気軽に使える、充実した街全体のコア施設として整備。この施設と3つのサテライト公園、敷地内にちりばめられた様々な仕掛けにより、居住者同士の関係を築く。これにより世代の循環を内包したコミュニティが形成され、街全体のサスティナブルな営みを保障すると共に、周辺地域に広がる可能性を考慮した計画となる。集会施設は環境体験型施設とし、利用者の地球環境意識を高め長く愛される施設を目指した。
集合住宅 [プラウド伊丹郷町レジデンス、ジオ伊丹ザ・レジデンス]
中世以来酒造・俳諧など豊かな産業・文化が息づき、景観条例の重点区域ともなっている伊丹市の中心市街地「伊丹郷町地区」。その中でも、JR伊丹駅から続く酒蔵通り(=文化軸)、小西酒造本社などが並ぶ産業道路(=産業軸)に包まれた中心地である2街区に約250戸の集合住宅を計画。阪急不動産株式会社と連携し、2街区・3街路を一体的に開発・整備する手法を採用し、酒蔵・寺院・商店等を主体に構成された美しいまちなみの文脈を丁寧に読み取ることで、既存景観を未来へ育むデザインに取組んだ。酒蔵の架構構造や白壁など既存の歴史的な景観をモチーフに、豊かな水景や二つの住棟がまちなみに呼応する外観デザインを創出し、既存景観に新たな魅力と趣をもたらした。
エネルギーマネジメントシステム [スマートマンションエネルギーシステム enecoQ]
分譲マンションシリーズでは初となる「電力アグリゲーター事業」を展開。各マンションの電力利用状況を管理し、共用部の電力利用を制御、全体として大きな電力需要カットし、その効果を情報として集約するシステムに取り組む。・専有部には、次世代電力量計「スマートメーター」を設置し新電気料金「スマートプラン」を初導入。電気の同時利用を控え料金が割安になることで、電力利用のピークシフトを促す仕組み。この試みは居住者に無理なく省エネ・節エネ行動を習慣化させ、持続可能なシステムとして今後普及促進されることを意図した。・太陽光発電や蓄電池等を備え、停電時でも一定時間は設備や通信が利用できるなどの防災対応を行った。
集合住宅 [プラウド山手町]
セキュリティや周辺住民へのプライバシーを守りながら、街に対してオープンで、緑と調和した建物をつくること、光と風が感じられる豊かな環境をつくるを目指しました。既存樹をできるだけ残し、さらに新植樹を増やした緑のレイヤーを建物と周辺環境の間に織り込み、緑の歴史を積み重ねる外構デザインとしました。
集合住宅 [プラウド等々力]
積極的な環境づくりを目指し基準法55条認定を活用し4階建とすることで、通常の場合より空地を増やし、外壁を後退させ、既存樹を活用した緑の環境、歩道状空地・並木などの私的公共空間の実現に努めた。4階ペントハウス表現、外壁タイルのきめ細やかな表現や、屋敷門から奧へ続く露地など、景観づくりで地域の環境と個性を継承することに注力しました。またホール、ラウンジ相互の見えがかり、その前後の庭とのつながりなどで「空間の融合性」を表現しました。
集合住宅 [プラウド本郷弓町]
「まちなみ」から共用空間・住戸空間の豊かさに繋がるよう意識したデザインとしました。軽やかな外周梁やコーナー柱にガラスを組み合わせることで圧迫感を軽減すると共にそれらを支えるメガ柱を際立たせるストラクチャー=デザインを表現しました。このコンパクト集合住宅には新しい構造手法"メガストラクチャー"を採用することにより、住戸にフラット天井とハイサッシュによるシンプルで開放的空間を実現、また2層構成の面積だけでは捉えられない立体的に豊かな室内空間を創出しました。敷地コーナーには、シンボルツリーとベンチ代わりになるも低めの石垣による地域の人々のための「ふれあいの場」を、そして開放的な深い緑陰とエントランスホールといった中間領域により界隈に潤いと安らぎを創出しました。また瓦を連想する床材や水墨画などを現代的に表現し、石垣や瓦屋根の木造住宅、明治の文豪が過ごした旅館など、地域に残っている文化・歴史の香りを継承する事にも貢献しています。
分譲集合住宅の産学共同研究(分譲マンションにおけるコミュニティ形成とコモンスペースのデザイン) [マンションコミュニティのためのデザイン手法100]
居住者にとって良好なコミュニティに対するニーズは高いですが、コミュニティ感は多様です。異なる価値観の共存を可能とし、多様な要求を包摂するデザインを目指し、良好なマンションコミュニティのためのコモンスペースのデザインガイドブックを作成しました。ガイドブックは、マンション居住者や購入検討者を対象とした調査だけでなく、多くの物件に実際に赴き観察やヒアリングを通して見えてきた「Ⅰコミュニティの育ち方」について捉えなおすことから始まります。さらにそれらの事例から得られたコミュニティ形成に関わる空間的要因から「Ⅱコモンスペースのデザイン手法100」を作成しました。「Ⅲコモンスペースのデザインフロー」では、それらのデザイン手法を実プロジェクトに導入するためのプロセスについてまとめています。ガイドブックは、ひとつのプロジェクトに関わる多様な分野の計画者、デザイナー間に思考のプラットフォームを提供し、同時に使用者(居住者)の空間の理解を助け、マンション内のコミュニティ形成をサポートします。
住環境に配慮した低層集合住宅 [プラウド蘆花公園]
樹木が建物全体をやさしく包み、優雅さや気品を感じられる建物デザインを目指しました。既存樹であるイチョウとケヤキは地域のシンボルとして、中央の桜は物件のシンボルとしてこの周辺を見守り続けます。アプローチには既存樹と新植樹を左右に配置し、緑のトンネルをくぐって建物に入っていくレイアウトとしました。
また、「ザ・サロン」と名付けたラウンジ空間は、ソファに座ると、桜をゆっくり楽しむことのできる特等席にもなります。いたずらに新しさやチャレンジを求めるものではなく、本質的普遍的な美しさを実現しました。
賃貸集合住宅 [プラウドフラット新宿御苑]
スレンダーな「角が丸められた塔」と、地面から浮かせた全面ガラス張りの「クリスタルの箱」という、コントラストのあるデザインでありながらも、新宿御苑環境に配慮して圧迫感のない外観としました。1階はピロティ形式のオープンスペースと、街に対してオープンな路地空間としてのエントランスによって、街との良い関わりを持つことをコンセプトにしています。
またガラスの住戸は新宿御苑の緑を最大限に取り込む空間とし、円筒形のサニタリー空間の周りを回遊するプランとしました。従来の集合住宅では得られないライフスタイルを求める人に、「ここにしかない価値」を提供することを目指しました。
ダウンライト(電気器具) [マンション用 電球どれでもOK 「マルチランプダウンライト」]
快適な住まいと環境との調和を目指す環境コンセプト「プラウドエコビジョン」では、照明器具をマンションにおける重要な省エネアイテムのひとつとして位置付け、当社独自の取組みとして「マルチランプダウンライト」の開発を行いました。
白熱灯から蛍光灯・LED電球への普及促進のため、多種のランプを両用できるダウンライトを開発。省CO2対策と同時に、可能な限り小口径デザインとし、住戸内のダウンライトの共通標準化を図りました。生活者と直接接しているデベロッパーこそが実現できる商品開発を目指し、「入居者の困りごと(どのランプを買えばよいのか分からない等)」を解決するべく、国内大手電機メーカー(東芝ライテック・遠藤照明・ヤマギワなど)と共同開発を行っています。
PMO(プレミアムミッドサイズオフィス)2010年3月までに竣工した6物件が対象
PMO(プレミアム ミッドサイズ オフィス)は、お客様の声≪コンパクトでよいが、大規模ビルと同等のクオリティをもつビルに入居したい≫に応えるべく開発された野村不動産の新ブランド。中規模ビルに今までに無かった機能とデザインを追及した新しいカデゴリーのオフィスビルだ。「単に仕事をする場」から「人が創造し」「信頼を得て」「企業が成長する場」へ。そこに訪れ、そこで働く人々の心理的な満足に注目し、開発方針として『エスプリ5(ファイブ)』-「機能性」「一品性」「人間性」「アート性」「同時代性」-を具現化。外観・色・香りなど五感に訴える要素から、セキュリティ等の機能面までオリジナルの開発思想で貫かれる。
プラウド横濱山手
住まう方々に愛され、対話が生まれるようなアートワークを取り入れたいと考え、横濱・山手の土地が発する創作イメージを陶器・自然石・墨のそれぞれの世界で形にしました。
また「共用空間」をマンション住民と周辺の方々を繋ぐ接点・セミパブリックなスペースと考え、アート作品は街路からも散見できる位置に配置。共用部の窓に作品を飾る額のような役割を持たせました。これにより奥行きのある文化性への付与を実現しています。
プラウド南青山
計画地は骨董通りを東に入り青山通りと並行する、洗練された商業施設と邸宅の佇まいを残す古い集合住宅が混在して建つ通り沿いに位置する。ハイブリッドな街に建つ19世帯の低層集合住宅として、店舗と住宅が共存する街並みとの調和を意識した。質感のあるタイルのボリュームによって邸宅としての重厚感を表現し、そこに透明感のあるガラスキューブを貫入させたような外観は、住空間の開放性とプライバシーとのバランスを体現すると同時に、二面性を持つ街の景観に呼応し、刺激と落着きの双方の効果を与えている。また、沿道のリズミカルな照明計画と柔らかい表情の樹木で構成した並木は道行く人々に安らぎを与え、街並み向上に寄与している。
ザ・ステージオ
東武伊勢崎線西新井駅西口地区の工場跡地における区画整理事業の先導プロジェクト。550戸の集合住宅によるまちづくりを目的とする。300%の高容積でありながら、敷地の半分以上の空地、屋上広場を確保し、一連の「まちの生活空間づくり」を実現した。歩行者の目線から親しめる景観・環境づくりへ特段の配慮として、ピロティ広場、大型水景施設、回廊、大小広場などで沿道400mを修景した。また、大きな住棟が、周辺の景観を阻害しないよう分割配棟や縦分節、ランダムファサードで画一性を排し、空が抜けるよう注力した。
プラウドシティ大泉学園
当計画は大泉学園の東に位置し、映画会社が所有していた敷地の一部を403戸の集合住宅として開発したものである。敷地が東西約250m、南北約60m~90mと東西に長く、北側には大泉井頭公園を源流とする白子川が流れている。映画スタジオがあったことから、周囲の住宅地とは法的条件も違っていた。地理的条件や地域文化・地域環境を生かし、街にとけ込んだ集合住宅とすることを念頭におき、日々の生活の一つ一つを映画のシーンのように捉え、シーンを演出する舞台とは何かを思索した。それは、住棟内に留まることなく街へと広がっていくように、桜並木の再生や橋詰め広場の整備、隣接する保育園との一体的整備につながった。
ステイツグラン茨木
大阪府茨木市の中心に位置する企業社宅跡地、4敷地構成の総291戸のマンション開発。周囲には市役所・図書館等の公共利便施設が点在し、東側は桜の名所「元茨木川緑地」に接する。これら周辺環境との調和や水路・道路で分断された4敷地の空間的・心理的環境融合を目指した。「地域社会に貢献する環境再生プロジェクト」として位置付け、人とともに成熟し記憶に残る居住空間を創造した。安全・安心で緑豊かな歩道空間、桜のシンボルによる歴史の継承、1000m2超の提供公園によりつながる公から民への空間導入、短中長期の時間軸を意識した環境デザインにより、自然と緑を感じ四季の彩りに包まれて暮らす環境再生を行った。
ザ・ハウス住吉本町
当計画地住吉本町は、明治後半より大阪の富商が移り住んで以来、関西圏を代表する文化・歴史性のある高級住宅地である。当プロジェクトでは、この地の”伝統”と”歴史”を受け継ぎ、最高の、そして理想の共同住宅を造形として創造することを目指した。四棟配棟とすることで独立性と開放感を両立し、各外壁壁面は必然性から来る要素とプライバシーの確保の為、透かし積みの手法を採用。また、共用部においても外壁の素材を用い、「光・水・緑」を積極的に内部環境へ取り込むことで、住まう人と空間すべてが融合した永住のための住宅造形とした。
ザ・ハウス南麻布
有栖川宮記念公園に程近い本計画地は、日本有数の高級邸宅街であり、かつては「杜」とも称された豊かな緑が地域のランドマークとなっていた。本計画はこの地の「格と由緒」を受け継ぎ、「飾らない豊かさ」をコンセプトに、次代の価値ある住まいづくり、最上質の住宅のあり方とは何かを求めた集合邸宅である。既存の緑を極力保存し、さらに新たな美しい街並みを創造、「光・緑・水」を建物内部に取り込み、人と自然が調和する心地よい環境を生み出した。ゆとりの住戸面積、SI構法の採用、全戸顧客設計変更対応とし、厳選した自然素材を中心とした内外装をはじめ、高断熱による省エネや高機能設備など高い居住性を高次元で追求した。
プラウドシティ梅島
足立区の企業社宅跡地、335戸のマンション開発。敷地北東の近隣公園と南東に対面する図書館を当該敷地で連続、地域の公共性豊かな緑の環境軸を生み出した。画期的な試み:貸与公園(定期借地権による提供公園)、提供公園にそれを大幅に上回る無償貸与の公園を加え、既設公園と共に一体に整備した結果、街区を南北につなぐ「緑の環境軸」が生まれた。1.歩道状空地と緑化広場:西側と南側の沿道に歩道状空地と沿道緑化を提供し、緑の環境軸と連続した街並み景観を創った。とりわけ西側には幅6m-14mもの緑豊かな「緑化広場」を設けた。2.これら3つの地域環境エリア計4000m2弱で公共性豊かな街の生活空間が生まれた。
デライトシティ
武蔵境の工場跡地、合計450戸のマンション開発である。公道を挟む二つの街区からなる立地条件は、地域環境に深く関わることを自覚させ、地域に豊かな生活空間を創り出すことを認識させる。1)敷地約2万m2の1/3を超える広大な公開空地を設けた。その他緑地、屋上庭園を含め、緑地は敷地の半分近くに及ぶ。2)長さ100mの公道を挟む一団地認定の計画である。開発は通常手法によるが、その制度的基準を超えて周辺との調和に努めた。3)三つの「まちの軸」を設定、街路、緑、生活などの関係を地域とつないだ。各軸の交点は広場となる。これらに沿道空間を加え750mに及ぶ多様な街の生活空間を生み出した。
プラウドジェム渋谷神南
本計画は都心のSOHO、セカンドハウス等の需要創造を目的とした計画であり、敷地形状を最大限活かした扇形に広がる平面計画と、感性とクリエイティビティを刺激する変化に富んだ立体的な空間構成により、分譲住宅における新たな需要実現に成功した。「ガラスとコンクリート打放しによるシンプルな美しさを追求したファサード」「四角形の部屋にない開放感を持つ、ワイドスパンに向けて扇形に拡がる空間構成」「約3.4mの高い天井高を利用した様々な構成のロフトスペース」など平均35平米という限られた空間に様々な工夫を凝らした。モデルルームでは立体空間を再現、映像や音響空間など五感に訴える多彩な空間利用を提案した。
リーセントヒルズ パークフロント・ステーションフロント
公開空地の広場「野の庭」を中心として、10棟の集合住宅棟が、多彩なテーマを持った庭園を介しながら分棟配置され、敷地周辺の様々な場所から広場にアクセスできるヒューマンスケールな街づくりが施されております。八千代緑が丘駅に面する住棟形状や色づかい、また敷地内スカイデッキまで繋がる駅ペデストリアンデッキは、都市的景観を創り出し通り抜ける愉しさをもたらします。また、「野の庭」にはドイツトウヒやススキが配され、周辺の子供達の遊び場として、また心地よいコミュニティー空間として利用されます。
ユーザーの意見をデザインに取り入れたスケルトン・インフィル型「オーダーメイドマンション」グラン・ベスタージュ久が原
野村不動産が提供するオーダーメイドマンションは、住戸内に顧客の意見を反映させ設計・施工する旧来にはない供給形態である。当該物件では、更に進めた形として、建築家が直接入居予定者と対面する「クリエイトフォーラム」という場を設け、専有部だけでなく、共用部にまでその意見を反映させた。低層の瀟洒な街並みにふさわしいデザインと、周辺の戸建住宅との調和を考え、建築家が入居者の視点を外観デザインや共用部の仕上げに取入れた。さらに、S.I.工法を採用することにより、住戸内のオーダーメイドを容易にするだけでなく、高耐久のスケルトンと可変・更新性のあるインフィルにより、社会ストックとしての価値を持たせた。
ユーザーの意見をデザインに採り入れ設計する「オーダーメイドマンション」事業 [対話しながらのマンションづくり]
マンションの購入予定者を会員組織化し(現在2万人超)、住戸内外において、オリジナルなプランにて建設・販売する事業。製販一体体制を備え、使用部材の差引増減見積もりを行うシステムやSI工法の導入により、経済合理的に顧客プランをスムーズに設計に反映させる仕組みを創造した。集合住宅における新たな価値創造、分譲マンション事業において経済的交換価値に変わる新たな価値を形成するこれまでになかった集合住宅供給事業。